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理由なく飛行機で成田から大阪に飛んだ話。|2泊3日の東京→大阪→名古屋の一人旅日記#6


*このノートは続編です。
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日の出も待たないうちに

成田のAirbnbで一泊した朝は、早かった。成田→大阪間の飛行機に乗ることにしたが、その時間がとてもとても早かった。飛行機の離陸時間が7:20だった。成田の近くのAirbnbといっても、電車で1時間くらいかかるので、準備の時間も考えて、5:00くらいに起きないといけない。僕はめちゃくちゃ起きるのが苦手なので、かなり不安だった。もしこれに乗り遅れたら、かなり面倒なことになる。絶対に起きないといけない。アラームをいくつもセットして、寝た。

起きれたかどうかだけいうと、無事起きれた。だが、けっこう長い間アラームを止めていなかったらしい。夢うつつだが、アラームが鳴っているのが聞こえた。止まった場所はカプセルホテルなので、音は他の宿泊客にも聞こえる。きっとうるさそうにしながら無視してくれていたのだろうか。少しだけ申し訳ない気持ちになりながら、朝の支度をした。春休みに入ってから、ぐっすりと寝てたことしかないので、こんなに早く起きて、眠たい目を擦るのは久々でちょっとキツかった。

1時間だけの空の旅

急いで、空港に向かった。久々に空港にきたが成田空港はでかい。何個もターミナルがあって、迷うところだったし、何より、目的のターミナルまでめちゃくちゃ遠かった。目的のターミナルまで、「あと900m」「あと800m」という文字をみて勝手に苦しくなっていた。想像よりは人は空いていて、離陸の手続きはスムーズにすんだ。特にすることはなかったが、お腹が空いたので朝食を食べる。(写真などがないのが悔しい。)大学1年生の春に、スコットランドへ留学に行く時も、こうして飛行機の乗り継ぎのためにフードスペースで待っていた。空港のフードスペースは少しだけカッコ良くてそこにいるだけでちょっとだけ自分がカッコ良くなった気持ちになれる。ただそれだけなのだが、スマートな雰囲気にさせてくれる空港は好きだ。またいつか、空港巡りでもしようか。

久々の飛行機なのでちょっとだけワクワクした。いつも飛行機に乗る時は、耳抜きができるか心配になる。あまり得意な方でもないし、方法もわかりきっていない。毎回運試ししているが、そろそろ正しいやり方を聞いた方がいい気がする。誰か教えてください。飛行機が空を飛ぶ原理はまだわかっていないところがあるらしい。流体力学のある計算式が解けていないらしい。ということを、冬の学科の実験で聞いた。まだまだ、世の中には解明されていないこともあるのだと思った。今はほとんどの謎が解明されきっていて、定義もわかりきっているとさえ思っていた。まだまだ、世の中は変えられるし、創り出すことはできるんだ。

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やっぱ飛行機に乗るとワクワクするよね

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移動中。水平線が長い。

大阪の地にて

大阪についた。タイトルでわかったと思うが、先に伝えておくと、関西に来た目的であるイベントはなくなった。あのウイルスの影響で、中止になったのだ。前日の夜にはわかっていた。だから、僕が大阪に来た意味は特にない。せっかくだから、飛行機に乗ってやろうと思ったくらいだ。

大阪に来る前に、関西に住んでいる友達一人に連絡した。そしたら、今日来てくれるらしいと連絡があり、二人で大阪をぶらつくことに。ふっかるな友達がいてくれて助かった。何をするか特に決めていなかったが、誰か一緒にいてくれた方が、何かと盛り上がる。大阪駅で落ち合って、通天閣に行った。二人ともお腹が空いていたので、通天閣で目についた飲食店に入ることに。

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何度きても撮ってしまう

何周も通天閣の周りを歩いて、串カツが食べ放題の飲食店に入った。1時間好きなだけ食べ放題で、自分たちで揚げることが可能だ。串カツの具も、普通の肉、野菜だけではなく、ちょっと変わったバアムクーヘンや、胡麻団子なんかもあった。それから、ご飯やカレーも、サラダも好きなだけ食べれるというお得なお店だった。

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食べてる風景

最終的に、60分のところを40分ほどで、満腹になってしまったので、適当に時間をやり過ごして、ゆっくり食べた。果たして元はとれたのだろうか。でも、二人して満足できたのでそれで十分だ。通天閣の周りを適当にまわり、近くのベンチに座って、最近の近況を話した。

この旅行を通して、一つ思ったのは、僕は互いの話をするのが好きだということだ。お互いに今どんなことをやっていて、どんなことが好きで、どんなことが気になっていて、どんなことに困っているのか。そんなその人の内側を知りたいと強く思っている。それは、人に依存しているということでもあるし、気にかけているということでもある。そうやって人の話を聞いていてるわりに、急激に興味がなくなってしまうことが時々ある。なんでなのだろう。

自分のダメなところとして、話題や話をの線をすぐに脱線させてしまうということがある。論理的に丁寧に話を進めたい人にとっては、非常に苦手なタイプだと思う。自分もすぐに別の話をする自分をダメなやつだとか、悲観的に考える時もある。もちろん、意識をすべきなのだが。

人にはそれぞれコミュケーションのスタイルがある。ゆっくり丁寧に話をするタイプもいれば、自分の思うように話すのが好きな人もいる。それがいい悪いというわけではないが、お互い認め合えていたらどれだけ楽なんだろうなと思う。大体、コミュニケーションで苦しくなるのはそういう時だと思う。お互いの話をペースを合わせようとお互いが気を使い、意識しあえていたら、それが表面上ではなく、本質的にできていたら、きっと会話がぶつかることもないし、お互いにモヤモヤすることもないのだろう。

大阪に呼んだこの友達は、中学校までの幼なじみで、小さい頃から互いを知っているし、一緒に遊ぶことも多かったので、お互いの会話の調子を理解していた(と思う)。そういうところは成長しても変わらないんだなって気づいた。話を中身は、質も面白さも変化するが、会話の調子、話やすさはいつまでも変わらない。

時々でいいから

こうして、時々でいいから、幼い頃に一緒に遊んだり、笑ったりした友達と会えることがいつまでも続いて欲しい。なんだかんだ幼なじみとは成人式以来会っていないし、連絡もとっていない。少しだけ気恥ずかしくなってしまう。こういうノリがいい時しか連絡できない。

みんなどんな人生を歩んでいるのだろう。成人式の時は、会えて嬉しかったけど、あまりお互いのことを深く話すということをしなかった。大人数の前ですることでもないかもしれないが。いつか、一人一人と親身になって、のんびり話す時が来たらいいなと思う。


変わらず帰ってこれる場所があるから、僕も色々と挑戦できると思っている。そういう温かい場所は、大切にしていきたい。


通天閣の近くの銭湯に入って、大阪を出た。大阪を後にして名古屋に戻った。もう夜遅い時間だが、これから名古屋で、高校の同期と会うのだ。旅の締めまで、縁が僕をつないでくれている

#6終わり



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