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風穴をあけろ!50歳まだヒットを狙うミュージシャンの軌跡⑫はじめてのLIVE鑑賞 SEiZI/晴志

今までも書いたが、音楽を聴いたり録音したりの経験は割と早熟だったが
生のプロのLIVEを見たのは俺はずいぶん遅い。
ましてや、生のバンドなんて、この世の一般人に存在するとは思ってもいなかった。

前にも書いたように、子供の頃過ごしたのは、
富山県小杉市、石川県金沢市、福井県敦賀市、福井県福井市

今でこそは、有名ミュージシャンもたまには?来てくれるようにはなった?のかな?

今から40年前なんて誰も来ないよね(笑)

ましてや、TVだって、東京から2.3年は遅れるのは当然!!
かなりのタイムラグがあったように思う。

「陸の孤島」
「裏日本」

そう言われても仕方ない。
住んでた俺だってそう思うもん。

金沢に至っては「小京都」
小さい京都ってなんだよ?
プライドの欠片もないのか??

子供の頃、近所に楽器やってる人なんて見たことなかった。
ましてや、ギターやベースやドラムなんて・・・。
バンドなんて?テレビの中にあるものだと思ってた。

たまに思うのは
「子供の頃にそんな環境があれば俺はもっと才能を開花させられたのに!!」

50歳になった今でもたまにそう思う。
子供の頃の環境はとても大切だ。

俺がはじめて生でのLIVEを見たのは小学校3年生の頃
町(ってか、村だよね)の夏祭りかなんかでアマチュアの3人組フォークのグループだった。

正直、全くかっこいいとは思わなかったし
一曲も印象に残ってないし
正直「ダサい」と思った。
でも、なぜか?ものすごく印象に残っている。
多分、「アリス」とか「海援隊」のコピーをやってたのかな?

夏休みで、大阪から従兄弟の岳(ガク)が来ていた。
当時、俺が3年生、ガクが2年生、弟ヒロシが1年生。

彼はコロナ前まではプロのパーカッショニストをやっていて
ソーセージとも何回か共演してる。

今は、和歌山に引っ越して奥さんと二人でインテリアデザイナーの仕事をしている。

ガクは大阪から来ていたから
敦賀なんかよりよっぽど都会で、生の音楽演奏なんて結構見ていただろうな。(ちなみに俺のお袋は大阪府堺市の出身)

LIVEはホントにグダグダで一部の人にしか受けてなかった。
いろんな人がヤジを飛ばす中で、その三人は受け答えたりしながら和気あいあいとやっていた気がする。

ガクが大人たちに混ざってヤジを飛ばし始めた。
「ええぞーーー!!ええぞーーー!もうええぞーーーー!!」

さすが、関西のガキだ。

俺たちはガクのヤジのほうが面白くて
一緒に
「ええぞーーー!!ええぞーーー!もうええぞーーーー!!」
を連発した。

そしたら、酔っ払った周りのオヤジたちが
「ええぞーーー!!ええぞーーー!もうええぞーーーー!!」
で、いっぱいになった。
「ええぞーーー!!ええぞーーー!もうええぞーーーー!!」

「ええぞーーー!!ええぞーーー!もうええぞーーーー!!」

「ええぞーーー!!ええぞーーー!もうええぞーーーー!!」

俺は彼らの唄は全く覚えてないが
「ええぞーーー!!ええぞーーー!もうええぞーーーー!!」
のヤジとともに
「ステージと会場が一体になる感じや、みんなの笑いの渦」
これがものすごく小学校3年生の俺の心に残ったのだ。

これって、直人がはじめて俺のライブに来たときの衝撃に近いのかな?

でも、全然、俺のライブのほうがマシだよね(笑)

ただね、あの空間は忘れない。
なんの唄かも、誰かも、上手だったのかも覚えてない。
もしかしたら、売出し中の誰かだったのかもしれない。

でも、俺にとってははじめて、
生でフォークギターを持って歌う3人バンドだったのさ!

親父が教会学校の先生だったので
「日曜学校」でみんなで賛美歌を歌うのはすごく楽しかったが、
親父もお袋も、ロックやフォーク、歌謡曲とは程遠い人だった。

「楽器を弾いて歌う」

TVの中でしか見れない景色を生で見たのはこのときがはじめてだった。
このときはさすがに自分がミュージシャンになるとは思っても見なかった。
でもちゃんと記憶に残ってるのが不思議!

しかししかし、さすがの!さーすーがーの!
「陸の孤島」
「裏日本」
それっきり、生のLIVEを見ることはなかった。

その後、生のLIVEを見るのは中学3年生なのだ!
しかも、なんと!・・・。

って話を、まぁ、そのうち書くよ。

ところで
僕の曲のCMが公開になりました!!
見てね!!


♪ソーセージ"B-side Story"
~俺たちのもう一つの物語り~
日本全国を這いずり回り、命を歌い、愛を叫びつづけ、数えきれないドラマを繰り広げてきたロックバンド「ソーセージ」が結成9年目に挑戦するプロジェクト「B-side Story」。

これまでステージでは見せなかった彼らの「内面」に光をあて、希望と絶望のカオスの時代に送る、渾身のメッセージ。


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