烏梅のお茶
「烏梅茶」って何?真っ黒!これ、どうやって飲むの?
と、大騒ぎしたのが1年前。
その後、烏梅が紅花染めの発色剤の役割を担うと知り、伝統的な染め方から生まれる紅花染めの色の、なんとも美しい色を拝見して、次世代にも烏梅が伝わってほしいと気持ちを強くしています。
烏梅。梅の燻製。
今、家業10代目の職人さんが、今年の烏梅作りを始めたと聞いています。
昔の知恵で薬膳茶、紅花染め、口紅や頬紅作りに使われたり。高貴な方々の影の立役者であり、日本の文化発展に役立ってきたと思います。
そんな烏梅。現代の生活になじむのは、まずは、やはり烏梅茶です。
説明には、煎じる方法が書かれていますが、烏梅職人の方に教わった「水出し」が個人的にはお手軽で美味しく、おすすめかもしれません。
1リットルに2粒くらい。冷蔵庫で一晩おけば烏梅茶ができます。お茶というより、とてもサッパリした梅ドリンク。何の混ざり物もなく、梅だけの味がこんなに美味しいのかと思いました。飲み飽きない。ちょっと外仕事や身体を動かす仕事があった日、たくさん水を飲みたくて、本当にこの季節の身体に合うと驚きました。
水を足して、2煎目のようにいただいたり、あとは好みで薄めに飲んでも良いと思います。
初夏は緑茶の気分だし、寒い時期は、温かいほうじ茶。秋は中国茶をいろいろ飲みたくなる。冷房が効いた部屋ならハーブティの気分。など、季節によって飲みたいお茶が変わります。そんなお楽しみに、烏梅茶も、入れようと思います。