毎日読書など日記・2928日目

2023年9月15日金曜日・曇りのち晴れ・風・温

朝TV「きょうのわんこ」「らんまん」見る。『蹲る骨』(イアン・ランキン)読まず。

時代小説『奔れ、空也(空也十番勝負 十)』(佐伯泰英、文春文庫2023年5月)、118ページまで読み一旦閉じる。シリーズの最終巻は主人公が同好の士たちとの穏やかな関係の中で自らの剣技を磨いていく様子が生き生きと描かれている。やがて訪れる最強の相手との決闘のことで思い悩むこともなく真っ直ぐに修練を続けることができる、その真っ直ぐさを佐伯さんは見事に描いている。それを読んでいると例え最後に二人の決闘場面がなくても良いような気がしてくる。主人公の空也と空也と関わりを持つ人物たちとの交流の模様を読んでいるだけで十分だと感じさせる小説としての魅力がある。

『本の雑誌10月号』(本の雑誌社2023年)は「この人の本の紹介が好き!」特集。『青春と読書9月号』(集英社2023年)は「巻頭インタビュー 壁井湯ユカコさん」。『波9月号』(新潮社2023年)は「幾たびも美食日記 第7回」(筒井康隆)が巻頭作品。

卓球をしない日。今日は素振りを少しだけ。

終わり

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