養成所や専門学校の同期とは仲良くしよう

Twitterに投稿した「養成所や専門学校の同期とは仲良くしよう」。

noteにも残しておこうと思います。

▼元ツイート

養成所や専門学校で共に学ぶ同期たちとはできる限り仲良くしましょう。

「周りの人間はライバルだから馴れ合うな」という意見もたまに聞きますが僕は否定派です。

なぜなら、演技とはコミュニケーションだから。

実際のコミュニケーションを拒絶して、芝居上だけは成立できるというのは少し考えにくいです。

自分と相手役の現実での関係性は、芝居に少なからず影響を与えます。

とくに演技初心者ならもろに影響するでしょう。

たとえば『気心知れた相手』と『全く知らない初対面の相手』では絶対に前者のほうが相手役としてやりやすいはず。

一度きりの相手だというのなら馴れ合わないのもまだ理解できますが、1年も一緒に勉強することが決まっている相手なんですから、コミュニケーションを図らない手はないと思います。

そもそも「馴れ合う気はないけど、芝居中はよろしくね」は都合が良すぎるというか上手くいかないですよね。

芝居上での会話のキャッチボールの前に、現実での会話のキャッチボールを意識してみましょう。


ただ既に「自分は誰が相手でも変わらず演技できるけどな?」という人もいるかもしれません。

でも申し訳ありませんが、そう思っている人のほとんどが勘違いしているだけです。

フリースタイルで相手の演技に合わせ、会話のキャッチボールを成立させるのは芝居の理想形。

ただ難易度は高く、声優志望さんで完璧に成立させている人を僕はみたことがありません。

では上記の誰が相手でも変わらず演技できる声優志望さんが、どういう状態でそう感じているのかというと『自分一人で演じている』からです。

要するに相手の影響をはなから考慮していない、キャッチボールしていないんです。

なので相手が誰であろうが関係ありません。

相手役がAさんだろうが、Bさんだろうが、自動音声だろうが、そもそも相手役がいなかろうが、自家発電の芝居を展開してしまうので、演技が全く同じになってしまいます。

相手が誰でも関係ないという声優志望さんの99.9%が独りで演技してしまっているので注意しましょう。

改善するためには、目の前で演じる相手役にきちんと意識を向ける必要があります。

そうすれば相手の演技を受ける感覚が掴めてきます。


ブログもやっています。
興味のある方はぜひご覧ください。


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