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ティックトック上で可愛さ勝負しないといけない最近のJKしんどすぎない?

うつ病をきっかけに優しさについて考え直すことにした。最初の経緯はここに。

スタバで本を読むのが好きだがあそこはJKの魔境だ。あとJKってなんで声でかいんだろう。日本の中心がJKだからか。

隣の席に座る彼女たちから二重整形をやったとかやりたいとかって話を耳にすることが多くなった。

二重整形や脱毛の広告は街中に溢れているし、昔よりも身近なものになったんだろうな。

メイク術を紹介するインフルエンサーはどのSNSでも注目を浴びているし、原宿のアットコスメにも行ったことがあるがコスメのテーマパークと化している。

コスメとはただ化粧するためだけのものではなく、そのパッケージが洗面台に置いてあるだけで少し気分が上がったり、誰かと同じコスメを持っているという楽しさも含めてのコスメなんだなと感じる。

女子高生の雑談に戻る。
ああいうメイクがしたいだとかこういう手術をしたいだのと散々喋った挙句、人の容姿の悪口が始まったりする。

メディアでは”ブス”という言葉が規制され始めたからもうその言葉は死んだかと勘違いしそうになるが、横に座っている高校生から「あいつブスのくせに」と当たり前のように出てくると「お前生きていたんかい!」と驚く。Like a ゾンビ映画。

これだけ可愛くなれるノウハウが街中に広がってもやはり容姿に対するコンプレックスとかって消えないのか、、。

お互いに「あーたがいっちゃんカワイイよ!💕」ってコメントだけしあえばいいのに。

で、こういうコンプレックスってどこからきてるんだろうって思っていたら、Tiktokのコメント欄が引っかかった。

女の子がダンスしてるような投稿に、「別にそこまで可愛くなくない?」みたいなコメントが平気で書いてあったりする。
え、特上急に可愛くないとTiktok投稿しちゃいけないの?

フィルターアプリもプリクラもコスメもカワイイに近づくための手段は加速し続けていて、それと同時にカワイイの承認をもらう場所はSNS上に溢れ出している。

すると全国のTiktokerレベルにカワイイの基準が上がるから、時々輩が「別にそこまでじゃね?」とか言い出す。するともっともっとカワイイの基準を高めていかないといけない。
何それ。しんど。

SNSの影響で僕たちは今まで比べなくてよかった存在とも常に競争に晒されている。
教室の中での競争でさえめんどくせえのに。

なりたい姿を語り切ったあと、誰かの容姿を咎めることで自分の心の安定を確保しようとしている様子を見ていると少し心が痛む。

ほんと外野がうるせえよって感じだと思うが、別にSNSで承認されなくてもいいし、誰とも比べなくていいし、別にカワイイだけが価値じゃないよって言いたい。

多分僕たちは比べようとしなくても何かと比較がしやすくなりすぎているから、
時には意図的に比較しないっていう選択が必要なのかもしれない。

自分をSNS上の誰かと比べることをやめればもう少し自分に対しても他人に対しても優しくなれるだろうか。

しかしJKにとってカワイイが正義なのも知ってる。なんかもうJKしかログインできなくて、”カワイイボタン”しかない優しいSNSが発明されたらいいのに。

どうか全国のJKが穏やかにカワイイライフを楽しめますようにと心から祈っている。その代わりに少しだけ声のボリュームを下げてもらえるよう交渉をしたい。

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