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マーケティングという言葉を正しく言語化しよう

こんにちは、pinealの徳原です。
今回はマーケティングという言葉に対する想いをお話したいと思います。

マーケティングの言葉の概念は広い

皆さんはマーケティングという言葉から何をイメージしますか?
きっと人によってその定義はバラバラなのではないでしょうか。それは「マーケティング」という言葉が含む、そもそもの概念が広いことに起因します。

例えば、マーケティングの概念には2つの方向性があります。

①売れる仕組みを作ること
②顧客に価値を届けること

しかし、いずれも指し示すことはかなり広く抽象的です。そんな中、一般的にはマーケティング=広告と思われがちな点が、さらに言葉をややこしくしているように思います。

広告を打つにしても、そこに含まれるマーケティング活動は多岐に渡ります。広告で認知度を上げ、店頭での購買確率を上げるためには営業活動も多く絡んできます。

例えば、洗剤のTVCMを流すと認知度と共に購買確率が上がります。
しかし、その商品がドラッグストアの目立たない場所にあるとどうでしょうか。認知度が上がっても手に取る機会が減ってしまいます。そのため、広告と連動させ購買確率を上げる営業活動として、消費者が買いやすい場所に商品を店頭に置いてもらう”棚取り”を小売店に提案することも必要になります。

このようにマーケティングと一言で表しても、TVCMやWEBプロモーションなどのプランニングから営業含む各方面との連携など、領域が広いのです。しかし、広告だけ・WEB制作だけと狭い分野で捉えてしまうことで、コミュニケーション齟齬が生まれることも少なくありません。

私はこの「マーケティング」という言葉を正しく定義することが重要だと考えています。

言語化はできているか

では、正しく定義するためにはどうするのか。売上を上げたいがGOALだとしても、そのために顧客の認知を増やしたいのか、リピート顧客を増やしたいのか等、より課題を明確にしマーケティングという言葉に頼らず言語化することが大切です。

例えば筋トレ。私は今、アメフトにも注力すべくトレーニングを続けています。しかし、そのための筋トレとダイエットや健康維持のための筋トレだと中身が変わってきますよね。同じ筋トレでも、目的の違う3人が話すとその解釈が異なっていきます。

本来は筋トレという言葉の概念は存在しないと思っていて、筋肉をつけたいのか?痩せたいのか?などの目的があり、それを達成する手段の総称が筋トレという言葉なのだと思っています。

マーケティングという言葉も同様で、人により解釈が異なる言葉にも関わらず、正しく理解をされないまま言葉だけが一人歩きしいます。そうではなく、何をしたいのか?最終的なゴールやイメージはどこか?という話を言語化することが重要です。
そうでなければ、何の話をしているか分からなくなってしまいます。
「うちはマーケティングが弱いんだよね…」そんな言葉をもっと具体的に置き換えることができなければ、本来の課題解決はできないのではないでしょうか。

何をしたいのか?最終的なゴールイメージを持つこと

先ほどの筋トレを例にすると、ダイエット目的でメリハリのある体にしたい、健康維持のため運動量を確保したい、スポーツ競技のために重心を鍛えるトレーニングをしたい等。マーケティングも同様に、売上を上げるために認知度を上げたいや、流入数を増やしたい等、関わる人全員が共通認識をもてる言葉に落とし込む。

目標単体で言語化するのが難しければ、目標に到達したときのイメージに落とし込むなど、とにかく最終的なゴールイメージを言語化することで、何をすべきなのか?といった課題が明確になります。

スタート時点で言語化が適切に行えれば、人により解釈が異なる実態を表さない言葉が一人歩きせずに済みますし、何をすべきか?が明確になります。明確になると課題解決も前へと進んでいきます。

私はもっともっと、そんな言語化ができる人が増えて欲しいと思っています。それは、企業の成長はもちろん、その人のスキルアップにも繋がり、社会全体としての良いサイクルになると思うからです。

そのための力に少しでもなれるよう、弊社ではPineal Makers Academy(ピネアル・メーカーズ・アカデミー)を立ち上げ、課題の適切な言語化や、社内の共通言語として使えるようになるための研修も提供しています。

ご興味ある方はぜひ気軽にご相談ください。



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