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すばらしきかな、立ち読み。

読書の原点、立ち読み。

本屋さんで夢中になって立ち読みをしていて、気づいたらまるまる一冊読み終えていた。そんな経験はありませんか。

小学生のころから、お店の人にこれみよがしにはたきをパタパタされながらも、めげずに(?)立ち読みし続けてきたことを考えると、これまで本を読んできた時間のなかで、少なくない割合を「立って」読んできたことになるのではないかと、はたと気付きました。というか、子どものころは家で座って読むより、お店で立ち読みしてたことの方が多かったかもしれません。

積読合宿のこと。

話は変わりますが、企画メシというオンライン講座の同期ふたりと、積読合宿なるものを企画しています。読みたい本が多すぎて積読ばかりが増えていく…。そんな悩みを解消するために、読書に没頭する環境に身を置こうというものです。三人がそれぞれの視点で、本をよりふかく味わうための企画を出し合う時間はとても刺激的で楽しいものです。

なんとなく読書って座ってするものだと考えがちですが、ふたりと話していると、本の読み方、というか、本を読む時の姿勢ってけっこう人それぞれだなあと感じさせられます。積読合宿の影響もあって、いろんな人の「読み方」を聴くのが最近の習慣になっています。(「歯磨きしながら本を読むと集中できる」という声も!)

もういちど、立ち読みのこと。

で、話は戻りますが、わたしにとって、今いちばんしっくりくる読み方が立って読むことなんです。立ち読みは、もっと見直されてもいいはず、とさえ思っています。意外に疲れないし、何より読書に集中できる(気がします)。

でも、立ち読みをしていて困るのはとにかく腕が疲れること。なにかに本を置けばいいのでしょうが、家にあるテーブルでは高さが足りなくて、今度は首が痛くなってしまいます。本の高さが目線の高さに近くなって、なおかつ腕が疲れないものがほしい(あんまり高いと今度は逆に腕を上げるのが辛くなってしまう)。

いろいろ探してはみましたが、ぴったり合いそうなものはありません。
ないのなら自分で作ってしまおう。ということで、立ち読みスタンドを自作することにしました。

立ち読みスタンドを作ろう!

さっきも書いたように、いちばんこだわりたいのは天板の高さです。普通のテーブルと比べると高すぎなんじゃない?というくらいが本を読むときにはちょうどいい。脚はホームセンターで切ってもらった角材を組んだだけの簡単なものですが、これくらい手軽な感じがちょうどいい。天板は家にあった古いりんご箱を使うことにしました。

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出来上がったのがこちら。家族からは鳥のエサ箱?と揶揄されましたが、実際に使ってみると、天板の高さは微調整が必要ですが(自作すれば調整が簡単なのがいいところ)、首も疲れないしかなりいい感じです。ただ、写真では伝わりづらいですが、けっこう大きくて重いので持ち運びがしづらいのが難点です。

次作では持ち運びできるタイプのものを作って、屋外仕様の立ち読みスタンドを作りたい。あとは、もっと天板が長いものをつくって、みんなで並んで立ち読みできたら最高、なんて考えてます。

これでどんどん積読が解消できるぞ、と意気込んでましたが、相変わらず読みたい本は山のように積まれています。でも、立ち読みスタンドに積読したらなんとなく様になっているような、いないような。どうでしょうか。

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