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【書評】至高の監督ペップ・グアルディオラから何かを学ぼうと思って。

本書を読むにあたって、再度ALL OR NOTHINGを観ました。何度見返しても良い。どんな言葉を選んでも安っぽくなってしまいそうで嫌なくらい、言葉が見つからない。

映像を観ても、いろいろと感じることは多かったのですが、
本書を読むことによってより深いところまで垣間見れたらいいなぁと思って。

ペップ・シティ スーパーチームの設計図 (footballista)
・発売日 2020年3月31日
・著者 ル・マルティン / ポル・バジュス
・ページ数 413ページ

iPhoneの読み上げコンテンツ機能を使用してKindleで読んだんですが、そうじゃなかったら読みきれなかったんじゃないだろうかという413ページの大容量。

ペップについての書籍だと期待すると物足りないかも?

ALL OR NOTHINGではある程度時系列に沿っての話で進みましたが、本書はそうではありません。

その理由としては、各人物や出来事にフォーカスした章に分かれているためです。

コンパニ、アグエロ、ダビド・シルバ、ら選手に限らず、
キットマン(ホペイロ)、栄養士、会長やCEO、etc...
(ドラクエ4みたいな。伝わりますかね。。)

その要所でペップの金言が出てきたり、振る舞いが出てきたりというような構成になってます。

もしかしたらペップに関しての内容が少ないのでは?と感じてしまう人もいるかもしれませんが、ペップ自身のチーム形成の仕方ゆえにこういった内容になるのだろうなと推測します。

第33章 ペップの制裁ルーレット

という章があります。詳しくは読んでもらえれば幸いなのですが、
要は選手が規律に違反した際の罰則についての章です。

この話が好きだなと思いました。

本書やALL OR NOTHINGから読み取れる範囲で言えば、
ペップは選手に対してはもちろんですが、
裏方のスタッフに対しての賛辞を惜しまないです。

自分にできることと、人に任せるところと、でもそのクオリティの維持と、感謝と、といったバランスが取れてるために偉業を成し遂げられているんだなと。


戦術的な側面が多く取り上げられているような印象がありますが、
そういった部分とは異なる内容が多い書籍になってます。

世界のトップオブトップは当然の如く、チームマネジメントにも長けてますね。
読むのには多少の時間がかかりましたが、エッセンスが詰まってました。


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