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エンジニア採用面接における、案外重要な質問3つ【就活生&転職生&人事向け】

こんにちは。BugFix LLC エンジニアのセイトです。

僕は前職のWeb系開発会社で約6年間ほど最終面接官を担当していました。
その経験を踏まえて、今回は面接をしている中で重要視している3つの質問をご紹介します。

この3つの質問は最も重要だと思っており、回答次第では一発で不採用となる可能性もある質問です。

中にはどの仕事の面接にも当てはまる内容もあるかもしれませんが、特にWeb/ITのクリエイティブ職であるエンジニアやデザイナーに焦点を当ててご紹介します。
これからWeb業界やIT業界で働きたいと思っている方はもちろん、面接を担当する方にも同じ立場の意見として参考にしていただけると思います。

ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです!

①「前職はなぜ辞められたのですか?」

オーソドックスな質問ですね。よくある攻略法としては「ネガティブなことをあまり言わない方が良い」とよく言われます。
例えば「前の会社は給料が低く、上司もむかつく人だったから辞めました」という回答は印象が良くありません。
「現職ではやりきったので次の職場で新たな挑戦を!」というような、前向きな人だと好印象です。

しかし、それ以上に僕が気にしているのは「中途半端に仕事を辞めていないか」や「ひどい辞め方をしていないか」ということです。
前職である程度の成果を出されているか?キリの良いところで仕事を辞められたのか?など、できればポジティブなタイミングであってほしいと思います。(会社都合の場合は除く)

つまり、この質問で僕が一番見たいのは「責任感のある人かどうか」なのです。
エンジニア職で最悪の場合としては、「仕事を途中で投げ出して姿を消す」「職場の人間と喧嘩した腹いせに作業中のデータを全部消してから辞める」などが挙げられます。

そのため「いかにきれいに前職を辞めたか」ということを聞くためにこの質問をしています。

②「弊社のどこに興味を持ってくれましたか?」

「弊社の志望動機は?」という聞き方をする会社もありますが、要は「なぜ応募してくれたのか」という純粋な疑問をお聞きしています。

この質問で知りたいのは「自社にマッチするかどうか」と「熱量」です。
新卒、中途、幹部候補のいずれにしても、採用した後にうまくいく人は、多少なりとも応募先企業のことを調べてくれています。

例えば、新卒やジュニアレベルで「御社のこの事業に非常に憧れがあり、携わりたいと思いました」というアピールをする人がいたとします。
すると面接官は「相性が良さそう」「長く働いてくれそう」という印象を抱きます。
逆に、そのようなアピールが何もないと「入社してくれたとしてもすぐ辞めてしまうのではないか」と感じてしまうことになるのです。

中途採用や幹部候補、そしてスカウトをした人材の場合も考えてみましょう。
優秀な人材は引く手あまたなので、応募先企業のことを調べずに面接に来る場合もあるかもしれません。
しかし、このような状況であっても、やはりうまくいく人は調べてから来てくれます。
そして「御社はこういった事業をされていますよね。僕の強みはこういうところなので、非常に活かせると思います」というようなプレゼンをしてくれるのです。

このように、自社とのマッチ度と応募者の熱量を知ることができないと、いかに即戦力であったり経験値の高い応募者であっても、「その人の強みを果たしてうちで活かせるのか」と悩むことになってしまいます。

そのため、応募者全員の方に聞くことをおすすめします。

③「どんな仕事をしたいですか?どんな仕事は嫌ですか?」

この質問は、エンジニアやクリエイティブ職の場合、非常に重要です。
IT業界では3年以内に辞める人が70%と言われています。
辞める理由は様々ですが、「自分のキャリアにつながらない」や「興味のある分野ではない」という理由は多いです。

具体例を考えてみましょう。
あるエンジニアが「自社開発系のサービスに携わって新しい技術を試していきたい」という気持ちを持っているとします。
この人が「給料は良いがレガシーな技術を使っている」という会社に入社したとしても、「新しい技術に触れたい」という自分の希望を叶えることができず、早期離職につながってしまいます。

面接官は「果たしてこの人がやりがいを感じられたり、パフォーマンスの出せるような仕事を僕らは提供できるだろうか」ということを考え、もしできない場合、どんなに優秀な人材であっても無理に採用しない方が良いと思います。

また、エンジニアやクリエイティブ職の中には「前職でどうしても〇〇をやりたくなくて辞めました」という人もいます。
辞める原因となった業務を、新しく入った会社でも提供してしまい、また本人のストレスになってしまうことは避けたいです。

そのため「なるべく本人の希望を聞きたい」「パフォーマンスを出してほしい」「離職率を下げたい」という意図で、「どんな仕事をしたいですか?」に加えて「どんな仕事は嫌ですか?」という質問もしています。

まとめ

以上、「エンジニア採用面接における、案外重要な質問3つ」をご紹介させていただきました!

今日紹介した質問には「これが良い回答です」と言えるものはありません。
「良い答えを聞きたい!」というよりは、「悪い答えは欲しくないけど、聞いておかないと困ることだから・・・」と恐る恐る聞いている内容です。笑

また「入社した後にお互い気持ちよく働けるか」という部分に直結してくるので、ぜひ就活している方は正直に答えて欲しいですし、人事の方もこれらをマストで聞いて欲しいです。
そうすることで、その後もミスマッチも起こりづらくなると思います。

また、BugFix LLCでは下記のサービスを展開しています。ご興味ある方はぜひ、お気軽にお問い合わせください!

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