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3年がかりのプロジェクトが実を結んだり、長年の夢が叶ったり。

こんにちは。セイタロウデザインのプロデューサーの小林(@asuca_mcl)です。

あっという間、というより一瞬で時が過ぎ去り、本当の年末になってしまいました。最近面白かったことは、親しい友人たちとのプレゼント交換で、まさかのプレゼントが被ってしまったことです。被ったのは田中みな実の写真集です。迂闊でした。この話はあまり広がらないので、早速、本題に移ります。

ギリギリ2020年のうちに、今年9月からスタートした企画シリーズの2020年最終号「今月のニュースレターの裏側」vol.4をお送りします。12月のニュースレターはありがたいことにうれしいニュースが盛りだくさんでした!

セイタロウデザインでは、名刺交換をしたクライアント・パートナー会社・メディアの方々に向けて、月に一度ニュースレターを配信しています。
その月にあったニュースから、最近納品・お披露目したプロジェクトをご紹介しているのですが、せっかくなので、これからnoteで、このニュースレターの内容を、個人的なコメントと一緒にご紹介していこうと思います。

【TOPIC_1】日本地域情報コンテンツ大賞2020 タウン誌部門で『BALL. Vol.1』が最優秀賞を受賞しました。

山崎がブランディング監修をお手伝いしている、株式会社けやき出版を中心に多摩エリアを盛り上げるプロジェクト「BALL.(ボール)」。多摩エリアを中心に活動する約30名のクリエイターチームと制作を行い、制作過程も職住近接の働き方を生み出す役割も果たしている情報誌『BALL.VOL.1』が「日本地域情報コンテンツ大賞2020」タウン誌部門の最優秀賞を受賞しました。日本地域情報コンテンツ大賞は今年で10年目の開催となり、動画やWEB部門も加わり最多の応募となった中、マニアックさが読者を惹きつけ、地域色を出すことで編集コンセプトがダイレクトに伝わった、という総評をいただきました。

BALL.(ボール)」は遡ること約3年前から山崎がお手伝いしているプロジェクトで、“多摩エリアを盛り上げたい”というけやき出版さんの熱い思いから始まった、地域活性化の試みです。

このプロジェクトについては、セイタロウデザインのHPでもまだ詳細をお伝えできていないのですが、今回「日本地域情報コンテンツ大賞2020」タウン誌部門の最優秀賞を受賞した情報誌「BALL.」以外にも、クリエイティブとビジネスをつなぐプロジェクト「TeiP(テイプ)」など、複合的に色々なプロジェクトが展開されていて、とても一言では語り尽くせません。

そこで、近いうちに、「TeiP」代表でけやき出版 代表取締役社長の小崎奈央子さんと山崎の対談インタビューを通して、プロジェクトの背景やプロセス、苦労したことやこれからの展望などを聞いて、記事にまとめたいと思っていますので、お楽しみに!

【TOPIC_2】雑誌『BALL. Vol.2』に山崎のインタビューが掲載されています。

上述の雑誌『BALL.』の最新号『BALL. Vol.2』(けやき出版 / 2020年12月18日発売)の巻頭で、代表の山崎の巻頭インタビュー「多摩がデザインできれば、日本中の第二都市はデザインできる。」が掲載されています。ぜひご覧ください。

こちらは是非、書店やAmazonで本誌を手にとっていただき、読んでいただければ嬉しいです。

ここでは誌面の一部をそっとご紹介します。

山崎の撮影は、山崎がパーソナリティを務めるラジオ番組『文化百貨店』をはじめ、多くのポートレート撮影をしてくれている、カメラマンの中野修也くんが撮影してくれました。

【TOPIC_3】VR能『攻殻機動隊』のアフタートークに山崎が登壇しました。

2020年11月28日(土)、29日(日)東京芸術劇場プレイハウス、12月20日(日)福岡・博多座にて公演されたVR能『攻殻機動隊』。伝統芸能と最新技術の融合を表現した、本公演のアフタートークに代表の山崎がゲスト出演しました。

世界初のVRメガネなしで仮想現実空間を再現し、SF漫画の「攻殻機動隊」を能で表現したVR能『攻殻機動隊』。それを聞いただけでも、とても気になる公演ですが、制作陣・キャストも本当に豪華でした。

演出は舞台『ペルソナ』シリーズや舞台版『攻殻機動隊ARISE』などを手掛けた映画監督の奥秀太郎さん、脚本は『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』や『BLOOD』シリーズなどの脚本で知られる藤咲淳一さん。映像技術は舞台版『攻殻機動隊ARISE』、3D能シリーズなどで日本初の舞台での3D映像を開発してきた福地健太郎さん(明治大学教授)、VR技術は国内のVR研究での第一人者、稲見昌彦さん(東京大学教授)。出演は、現在の能のシーンを牽引する坂口貴信さん(観世流能楽師)、川口晃平さん(観世流能楽師)、谷本健吾さん(観世流能楽師)、大島輝久さん(喜多流能楽師)、観世三郎太さん(観世流能楽師)など。

そして、本公演で使用しているVR技術「Ghostgram」がINNOVATION TECHNOLOGIES 2020と羽倉賞をW受賞したそうです。

そんな注目の舞台に、山崎をご招待いただき、11月28日のアフタートークに出演・お話させてもらいました。「伝統芸能と最先端技術の融合が見事で、面白かった!!」と興奮気味に話していたので、また機会があったら私もぜひ見たいなと思っています。

【TOPIC_4】ハードウェアコンテスト「GUGEN 2020」の選考会/授賞式に山崎が審査員として参加しました。

2020年12月5日(土)、東京カルチャーカルチャーにて「GUGEN2020 選考会・授賞式」が開催され、代表の山崎が審査員として参加しました。日本最大級のハードウェアコンテスト「GUGENコンテスト」。当日は大賞ノミネート作品13チームのプレゼンテーション、ものづくりの最先端を知る3名が審査を行い、GUGENの審査基準に則って総合点を算出した上で各賞を発表しました。

以前、noteの記事で、このハードウェアコンテスト「GUGEN 2020」の審査に対する山崎の意気込みをお伝えしましたが、その選考会が12月5日に開催されました。

大賞は「Syrinx」。喉頭がんなどの病気により声帯を摘出して声を失った方が、口パクをするだけでヒトに近い発声を可能にするウェアラブルデバイスでした。

そのほかにも給電不要の自転車用ウィンカー「coexi」や、オープンで安価なPCRを世界に届けるPCR検査キットが優秀賞を受賞しました。

当日の選考会・授賞式の様子は、YouTubeで配信され、アーカイブが残っていますので、お時間がある際に是非ご覧ください。


【TOPIC_5】これからの医療を考えるオンライン配信トークイベント 「Street Medical® Talks」に山崎が登壇しました。

2020年12月12日(土)、横浜市立大学みなとみらいサテライトキャンパスよりYouTubeにてオンライン配信された、これからの医療を考えるオンライン配信トークイベント「Street Medical® Talks」に代表の山崎が登壇しました。横浜市立大学先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センターと東京デザインプレックス研究所が共同で開催したイベントで、新型コロナウイルス感染症の世界的流行をはじめ、超高齢化社会、生活習慣病などの現代の医療課題に対して、「Street Medical®」(横浜市立大学の登録商標)による新しい医療がどう対処していくのか、有識者を招聘し議論する座談会になりました。

「デザインのメスが入っていない医療や福祉の分野で、デザインの力で新しい選択肢を生み出したい」という思いから、山崎がコンセプトメイキング及びデザインディレクションを手がけた「ドライカーボン松葉杖」がグッドデザイン金賞を受賞したのは2013年のことでした。その時の思いは今も私たちの胸にあります。

今回は、これからの医療を考えるトークイベントに、山崎が登壇しました。

「Street Medical」とは、横浜市立大学の登録商標で、横浜市立大学先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センターのセンター長である武部貴則さんが提唱する次世代医療に向けた概念です。

このイベントでは、その概念を体現する人材育成プログラム「Street Medical School」受講生による企画発表があり、それを受けた議論が行われました。

こちらも当日の様子がYouTubeで配信され、アーカイブが残っていましたので、お時間がある際に是非ご覧ください。


【TOPIC_6】雑誌「+81 vol.86: Creators' Working Style issue」に山崎のインタビューが掲載されています。

雑誌『+81 vol.86』(河出書房新社 / 2020年12月19日発売)の特集「Creators' Working Style issue」で、代表の山崎を10ページにわたって紹介していただきました。インタビュー記事と、オフィスや近年の作品などが掲載されています。ぜひご覧ください。

雑誌『+81』は、山崎が大学生の時から愛読し、影響を受けた雑誌の一つです。私も山崎の影響で読み始め、世界の最先端のクリエイター達のインタビューやアートワークにいつも興奮していました。

また、バイリンガルで、ほかの雑誌にない、独特のエディトリアルデザイン(特にタイポグラフィ)もすごくかっこよかった!

そんな雑誌の最新号、『+81 vol.86 Creators’ Working Style issue』に、山崎のインタビューを掲載していただきました。山崎の多岐にわたる活動やその背景も丁寧に紐解いていただき、なんと誌面は10ページも!!

「いつか+81に出たい」というのが学生の時からの夢だったので、2020年の最後にそんな夢が叶い、感無量です。是非書店で手にとってご覧ください。

【WORKS_1】国土交通省/「水防団」認知促進Movie

水害から自らの地域を守る組織として重要な役割を担う水防団。水害の多い日本では欠かすことのできない組織でありながら、その知名度は決して高いとは言えません。このような状況の中、各自治体の団員募集を後押しできるよう、水防団という存在を知ってもらうためのMovieを撮影し、国土交通省のYouTubeサイトで公開しました。「水防団」という存在にまずは興味を示してもらえるよう、この動画自体が楽しんで見てもらえるコンテンツであることを重視。広報的な内容になりすぎず、それでいて伝えたいことはきちんと訴求できるバランスを重視しました。

「水防団」を知っていますか?私は恥ずかしながら、町でよく見かける「消防団」は知っていたもの、消防団と同じように、地域の方々が主体となって、水害から地域を守る「水防団」については知りませんでした。

国土交通省さんから「水防団を知って欲しい」というご依頼を受けて制作した、「水防団」認知促進Movie。

最近、増加しているゲリラ豪雨による水害など、水防活動の重要性がますます高まっている今、「水防団」という地域を守る活動にまずは興味を持ってほしい。そんな思いから、ピタゴラスイッチのような「水防団のお仕事」ムービーを制作しました。

このような大事なムービーを、みんなが親しみやすい柔らかなトーンで作ることができたのは、貴重なことだと思っています。是非ご覧ください。


【WORKS_2】THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田(2021年3月オープン)/予約開始のお知らせ

現在、ホテルブランド「HIRAMATSU HOTELS」を展開する株式会社ひらまつのブランディングをお手伝いしています。そして、「HIRAMATSU HOTELS」ブランドの6施設目であり、同ブランドの最高到達点として位置付ける「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」が2021年3月16日に長野県御代田町にオープンします。
「恵みの森」に広がる、美食家たちの理想郷としてつくられた、森のグランオーベルジュ。このホテルの宿泊予約が12月10日(木)から開始されましたので、ぜひご覧ください。

昨年、ホテルブランド「THE HIRAMATSU HOTELS」の総合ブランドサイトの企画・アートディレクション・デザイン制作をお手伝いした、株式会社ひらまつさま。

「THE HIRAMATSU HOTELS」全体のブランドイメージと、それぞれのホテルで味わえる記憶に残る体験を訴求するため、絵本のような横スライドを生かした情緒的なデザイン構成のWEBサイトを設計しました。

そんなご縁もあり、今、2021年3月16日に長野県御代田町にオープン予定の「THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田」のブランディングのお手伝いをしています。

今までホテルやレストラン事業を通して、土地と料理のマリアージュを大切にしてた同社が、その新たな展開として、そして今までの最高到達点として、「森のグラン・オーベルジュ」をテーマに、縄文時代から続く、恵まれた自然環境を活かした、まったく新しいオーベルジュ体験を提供します。

これから少しずつ詳細が明らかになっていく予定なので、是非ご注目ください。

【RADIO】Fm yokohama 文化百貨店
(毎週日曜24:30-25:00 ON AIR)

山崎がパーソナリティを務めるラジオ番組。FMヨコハマ「文化百貨店」は毎週日曜深夜0:30-1:00放送中。様々な文化人をゲストにお送りをしています。放送後一週間は、いつでもradikoで視聴できます。


山崎のラジオについては、先日noteでその理由や歴史を紐解きました。

また、番組公式noteで毎週の放送の様子をダイジェストをまとめているので、ぜひ読んでもらえたらうれしいです。

2020年の最終回になった先週日曜日の放送は、作家の岸田奈美さんをお迎えしてお送りしました。等身大でまっすぐな言葉がすてきで印象的でした。

年明け第一回目の放送は、はじめて京都で収録した模様をお送りしますのでお楽しみに!

今回のニュースレターの裏側はここまで!

今年7月から始めたこのnote。まだ6本しか書けていませんが、この「ニュースレターの裏側」シリーズだけでなく、先日UPした「代表の山崎晴太郎がラジオ番組のDJをやっている理由」や、原田が書いてくれた「企業ブランディングの会社が、自分たちの「行動指針」をつくってみた」のように、少しずつセイタロウデザインのことを紐解いていければなと思っています。

2020年は年が明けた時には予想もできなかった怒涛の1年になりましたが、いろいろなことが劇的に変わったおかげで、忘れかけていたことや、新しく気づくことができたことも沢山ありました。

時代の変化を嘆くのではなく、楽しみながら、2021年もいい1年にしたいと思います。