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【地方ほどSNSを使わない、だから首都圏に人が流れるのは当然だが…】

なぜ、福岡の経営者は積極的にSNSを使わないのか。
ずっと疑問に思っていました。

そんなことを考えていた昨日、
私のLinkedInフォロワーさんの
上位統計データの「場所」のデータを確認してみました。

・47.2%:東京
・7.3%:大阪
・4.4%:福岡
・1.8%:名古屋
・1.6%:神戸

数字で見ても一目瞭然です。福岡の割合は僅かでした。
実際、アクティブユーザーも限られているように思います。

肌感ではありますが、
SNSを使う人が多いのは、
私のフォロワーさんの数字を表している通り、
東京と大阪に多いような気がしています。
特にアクティブユーザーさんです。

そして、若い優秀な方々も新卒で
首都圏や大阪に流れていくのだろうと思います。

なぜこの現象が起きるのか。
私はSNSに関係があるのでは
とふと思いました。

◆発信しなくても、繋がっているから・・・

よく東京の方が福岡にお越しになった際、
「福岡の人って、温かいですよね」
と言われることがあるのですが、
確かにそれは感じます。

人との繋がりを大切にされる方が多いので、
私はこの街が好きです。

それはビジネスでも表れていて、
私は大学時代の時に、
よく福岡の経営者の会合にオブザーバーとして参加して、
名刺を交換しまくるということをしていましたが、
実際にその場に参加する方々とは
色んな会合でお会いすることになります。

要するに、地方では
繋がる人も限られるので、
集まりが集中するわけです。

結果として、
SNSをしなくても、そこで出会った人同士で
ビジネスが出来てしまうので、
新たな繋がりを作ろうとしなくてもいい
ように思えました。
もちろん、元々私も、そう思っていたわけです。

しかし、これから未来を担う人材は、
SNSでを活用して、育った人たちばかりです。

就活を例に挙げると、
今の学生は就活の際、
企業のことを調べる上で
SNSをチェックすると言います。

しかも、一番見るのは
「社長がどんなことを発信されているか。
 動画で、何を言っているか」

など、リアルなことだそうです。

福岡で見ると、
やはりFacebookを利用される方が多いと思いますが、
正直ビジネス的な考えや会社の発信があるかと言えば、
そこまで無いように思えます。

もしあったとしても、
企業アカウントの内容をシェアしただけのものとか。

それで、果たして共感を生むことができるのでしょうか。

つまり、地方の中小企業が新卒採用に困るのは、
正直当然の結果なのではないかなと思ってしまいました。

困っていない企業は、
やはりSNSの活用など何かしら時流に沿った手を打っています。

◆逆に上手く活用できれば、地方は大きく変わるのでは?

今、福岡のコミュニティだけで成り立っている状態は、
まさに他の都市との「分断」に他ならないなと。

ただこれは福岡だけの問題ではなく、
どの地域にも言えることなのかもしれません。

すでに、その地域独自のコミュニティが
存在している可能性が高い
と思います。
逆に言えば、それほどの魅力があるわけです。

そこに、
SNSを駆使して各地域と「融合」できれば
もっと面白いコミュニティや仕組みができるのでは

と考えています。

私がLinkedInを活用し続けたことによって
先日の交流会に参加してくれた方々から
「会社、学校としてSNS活用を積極的に行いたい」
というような相談もいただいたりしています。
本当に嬉しいことです。

いくらでも人と繋がれる時代だからこそ、
地方の魅力を持ち続けながら
新しい世界に飛び込んでいく事も大事だと
伝えていきたいです。

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