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目の前の方を大事にして、関係を築きたいので、まずは規模を縮小しました

私が主催しているLinkedIn Lab Fukuokaはという交流会は、最大でも20名規模にしています。正直、10名くらいでもいいと思っています。

なぜ私は小規模で行うのか。
これには過去の失敗体験があります。

■大学時代の私がコミュニティ形成に失敗した理由

私は大学時代、50名くらい集めてイベントをしていました。
人の集まりがある方が、盛り上がりがあり、活気があるように見えるため、そのようなコミュニティの中心にいることに憧れるという、今では非常にダサいことを思っていました。

結果から言うと、そのコミュニティは1年で無くなってしまいました。

私は、本気で素晴らしい教育の場を作りたいと思い、とにかく動いていました。経営者であったり、学生であったり、新しいコミュニティを作れるよう、声かけやFacebookでの発信を続けていました。

しかし、最も大事なことを忘れていました。それは、身近な人を大切にしてこなかった事です。簡単に書いていますが、これは当時猛省し、今でも思い出すことがあります。

このコミュニティを運営するにあたり、私の身近な仲間がいました。それは同じ大学だけではなく、各地にいる仲間です。その人たちとコミュニケーションを取り、どのような方向に進んでいくか、どう実現していくかということを考えることが最も大切なはずでした。
しかし私は、最も大事もしなければならない仲間とのコミュニケーションを怠ったのです。新しい人との出会い、とにかく前に進めていかなければならない、私はどこか周りの目を気にして、拡大することばかり考えていました。

そんな動きを続けていけば、身近な仲間との関係は悪化し、徐々に離れていきました。その当時は一時期人のせいにしていたこともありましたが、今では痛いほど分かります。
会社経営においても。社外とのコミュニケーションは大事ですが、最も大事なのは身近な人との会話、つまり社員です。私はまだパートナーという形で社員を抱える体制ではありませんが、当時の教訓から進捗は逐一パートナーに報告するようにしています。

■あの反省から、LinkedIn Lab Fukuokaは小規模にしました

現在開催中のLinkedIn Lab Fukuokaは、20名程度の小規模な形にしています。
周りから見ると「人数少ないな」「盛り上がりに欠けるな」と思われるかもしれません。
でも、私にとってこの形が一番適正であり、いい形だと思っています。

理由は、一人ひとりとのご縁を大事にしたいからです。

正直言うと、20人参加してくださった時でも、1時間くらいの交流の時間で、全員としっかりとお話しすることは困難です。申し訳なく思うことが多々あります。2時間という時間を割いて、またお金を払ってきてくれる人に、できる限り向き合いたい。話したい。目の前の方をもっと知りたい。

そう思ううちに、周りの目を気にするのではなく、自分が本当に相手の方を1人でも大事にしていこうと思い、今の規模で運営するようにしています。だからこそ、定期的に開催することができており、かつそのイベント外でもお会いすることができるようになったのではないかと思います。

■まずは目の前の方を大事にする

過去の失敗から、私はコミュニティを作る上で、一番近くの人を大事にすることを痛感しました。

福岡のイベントは徐々に盛り上がってきました。その最大の要因は、参加してくださる皆さんも、目の前のご縁を大切にしていることに他ならないと思います。

主催している立場だからこそ、相手の方にも「出逢ってくれてよかった」と思ってもらえるような時間にしたいです。それは、イベント外でも当たり前の考えだと思います。
ただ会いたいというだけでは自分だけ得するようなものになるので、その方にお会いさせていただくことが何になるか、どう未来に繋がるかということも真剣に考えていきたいです。

これからも、私は一人ひとりとのご縁を大切にしていきます。
その連鎖が、人生を豊かにするコミュニティにつながっていくと信じています。

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