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偏った映画評

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#1917命をかけた伝令

『1917 命をかけた伝令』に没入した。

『1917 命をかけた伝令』に没入した。

 100年前の西部戦線にタイムスリップし、自分も膠着した塹壕線の中にいるのではないかと思えるほど映画の中に没入した。擬似的とはいえ、ワンショットというのは常にいつ何が起こるか分からない状況から観ている者に緊張感を与える。こんなにもスクリーンの中の世界に没入したのは本当に久々だった。

 日本人にとっての戦争といえば、第二次世界大戦における中国戦線や太平洋戦線での戦闘(大東亜戦争)が最も馴染みのある

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