プロダクトアウト(テクノロジーベース)の事業をやっているが誰に刺さるか分からない
こんにちは。SeitaConsulting CEOの澤木です。
AIを研究して大企業に就職したり、フリーランス1年目で年商1,500万稼いだり、創業2年目で1億で事業売却してたりする連続起業家です。
今回は「プロダクトアウト(テクノロジーベース)の事業をやっているが誰に刺さるか分からない」という悩みにお答えします。
事態は思っている以上に深刻
まず最初に、焦ってもらいたいと思います。(笑)
プロダクト/サービスとマーケットとの関係性は、勉強で言えば「解答」と「問題」です。テストの解答は、当然、問題を解くから導き出されるものですよね。
それが、プロダクト/サービスがあるのにマーケットが見えていないというのは、解答があるのに問題は分からないという異常事態です。解答が「100」 ということは決まっているんだけど、問題が「1+99」なのか「」なのか、或いは「」
そう、解答が先にあると、問題は無限に考えられてしまうんです。問題が先なら、解答は一意に定まるのに……。
というわけで、プロダクト/サービスが先にあるがニーズが分かっていないというのは、無限に答えをきめられない「最悪のスパイラルに陥っている」という自覚を持って、まず焦ってください!!!
そんなこと言われたって、じゃあどうすればいいの?
安心してください。SeitaConsultingはそんな起業家を見捨てません。
”問題”を一意に定められないのは、要は判断軸が不明確だからです。ですから、今から正しい判断軸をお伝えします。
それは、、、
・経営計画
です!!!!!
要は、経営計画をクリアできるのなら、マーケットはなんでもいいということです。「どれが一番伸びるかな?」とか「誰を狙うのが一番楽かな?」とか余計なことは考えずに、とりあえず「ノルマを達成できればなんでもいいや!」と気軽に考えてください。
その上で次の作業をしてみると状況が改善します。
そもそもそのプロダクトは何のジョブを代行するためにあるのか?
さて、ビジネスモデルを整理する上で、この考え方はめちゃくちゃ大事です。
ジョブというのは、顧客のアクションです。よく顧客課題って言われるやつです。
人間は「悲しい→嬉しい」と変化するために何かしらのアクションを起こします。その時「もっと楽したいなぁ」とか「もっと早く実現したいなぁ」とか「自分じゃ全然できないなぁ」とか考えて、このアクションをもっと楽に、素早く、便利にこなすことを考えます。そうして、人間はプロダクトやサービスにお金を支払うことを決意するのです。
つまり、プロダクト/サービスは「人間の何かしらのアクションを助けるためのもの」と考えられるわけです。この人間の何かしらのアクションのことをジョブというわけです。
飲食店の場合、顧客の「(おいしい)料理を作る」というジョブを代行しています
学習塾の場合、顧客の「合格できるカリキュラムを作る」「合格できるまで面倒を見る」というジョブを代行しています
コンサルタントの場合、顧客の「たくさんの勉強や経験をする」というジョブを代行しています
こんな感じで、プロダクト/サービスは必ず、顧客の何かしらのジョブを代行していなければなりません。
では、あなたが既に作ってしまったプロダクト/サービスが、""本質的に""代行しているジョブは何ですか?
これをめちゃくちゃブレストしてリストアップし、それぞれについて競合のプロダクト/サービスを調査してみてください。こうやってマーケット理解を深めることで、プロダクト/サービスをマーケット起点に押し戻すことができます。
あとは、そのマーケットで経営計画を達成できそうか?これだけ考えてみれば大丈夫です。これが明確になるまで、何度も何度も「考察→仮説立案→検証」を繰り返してみてください。
以上、SeitaConsulting CEO、澤木でした。
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