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淄博(ZiBo)で社会実践!!_観光編

どうも!
セイタです!!
現在北京大学修士課程で社会学を学んでいます。


この記事では、2023年7月1日~3日に山東省の淄博(ZiBo)にて、北京大学創新社(Inovation Club)率いる「社会実践」に参加してきたことについて執筆しています。「社会実践」というのは、実際に現地に行ってみて、いろいろ学んでみるというプログラムです。ちなみに、北京大学の学部生は卒業までに3日間の社会実践が必要となっているようです。


自分は大学院生かつ留学生なのでべつに社会実践に参加する必要はありません。ただ、創新社(Inovation Club)に参加している友人が企画するから来ないといわれたので参加を決めたまでです(笑)


皆さん、淄博(ZiBo)って聞いたことありますか?





そりゃ、ないですよね(笑)
中国とかかわりの深い僕でさえ初めて聞きました。


ただ、調べてみると、近年急速に人気が出てきている観光地で、今最も熱い観光地として中国で名をはせています。


その理由が烧烤(BBQ)です!!
串に牛肉やラム肉を刺して食べる烧烤(BBQ)なんて中国全土どこでも食べれますが、淄博は肉と一緒に、ネギとナンを一緒に食べます。あまりにも人気なため、TBSからも取材されています。


正直、なんで突然流行ったかわからない方が多いと思います。ネットで調べてみても、「烧烤(BBQ)がおいしくて、安い」「雰囲気が良い」「マーケティング手法の開発」「経済や観光地の発展」など要領を得ない記事がいっぱい出てきました。たぶん、ほとんどの中国人もなんではやっているのかわからないと思います。


こういう流行の分析ってどうしても後付けになるので、因果関係をしっかりと解き明かすのってめちゃくちゃむずかしいんですよね。時間があるときに、ちゃんと調べてみようと思います、、



それでは、本題に入っていきます。
・観光地
・企業訪問
・討論会
の項目で詳しく書いていきます。
ただ、分量が多くなってしまいそうなので、この記事では、観光地についてメインで書いていきます。




スケジュール

まずは、社会実践の日程について簡単に紹介させていただきます。
そういえば、日程表がいつまでたっても共有されないので、業を煮やした僕が友人に確認したところ、前日の昼になってもまだ日程が固まっていませんでした(笑)


7月1日出発で6月30日の夜のミーティングで最終的な日程が固まるというスケジュール感です、、
日本人からすればありえませんが、中国人はわりとぎりぎりまで着手しない傾向があります。



以下、日程です。

7 月 1 日
-10:50 斉文化博物館、サッカーボール博物館にて、斉の文化を学ぶ。
-12:30 昼食
-14:00 金山鎮にて座談会を行い、産業構造にて討論を行う
-15:00 斉魯化学工業区にて企業訪問を行う
-17:00 夕食
-21:00 ホテルチェックイン

7 月 2 日
-7:30 朝食
-9:10 周村古商城にて、儒商文化及び民俗文化を学ぶ。
-10:30 北郊鎮デュアルイノベーション区にて、企業イノベーションを学ぶ。
-12:00 昼食
-13:50 魯中高度イノベーションエリアにて,インキュベーション、人材の呼び込み、科学技術サービスを学ぶ。
-15:50 全納優児児童学習訓練センターにて,新興マイクロビジネスの発展状況について学ぶ
-17:30 夕食
-21:00 ホテル

7 月 3 日
-8:00 朝食
-8:50 山東亜華電子株式有限公司にて,企業発展の現状について学ぶ
-9:30 座谈会にて,企業誘致、人材の呼び込み、イノベーションプロジェクト、ビジネスコンテストなどの方面における協力の可能性について討論を行う。

※社会実践は以上となりますが。
ただ、その後一部のメンバーで「海袋楼」に訪問しました。

「0630北京大学学生创新学社来淄行程方案」より翻訳


以上が、スケジュールになります。(太字が観光地)
訪問場所は概ね上記通りですが、中国人が時間通りに動くことはないため、時間は大きく前後しています(笑)


そういえば、一つ面白かったことがあります。
2日目の朝の集合の時に、多くの学生が時間通りに来なかったため、運営メンバーの1人が「明日は偉い人がいっぱい来るから、絶対に遅れちゃダメ!!!遅れたら、100元(2,000円)分の紅包(お年玉)を全員に送ること!!!」と言っていました。


当然、何人か遅れてきたのですが、言われた通り100元分の紅包を罰金として全員が入っているチャットグループに送っていました。ただ、遅れているといっても、せいぜい4,5分だったので、脅しの効果は十分だったと思います。


そして、全員で集合場所に向かったのですが、
なんと




バスの運転手が遅れてきました(笑)


さすがに、運営メンバーも唖然としていました(笑)
個人的には中国っぽいエピソードですごく好きです。




観光地

それでは、ここから観光地について書いていきます。


観光地としては
・斉文化博物館、サッカーボール博物館
・周村古商城
・海袋楼

の3つを回りました。


自分たちで回った「海袋楼」で除くとして、後の2つは淄博の歴史が学べるような観光地となっています。斜め上から物事を捉える友人は「最初に文化博物館を見学したことには理由がある。どうせ北京から来て、淄博のことを舐めている学生に、淄博には悠久の歴史があることを理解させるためだ!!!!」みたいなことを言ってました(笑)


Ctripという中国で最も有名な旅行サイトで淄博のことを調べたところ、
周村古商城は1位
・斉文化博物館は4位
・海袋楼は5位
でした。

斉文化博物館携程旅游攻略(淄博)


なので、ただ、人気な観光地に連れてきてくれただけだと思います。2位と3位の観光地は見た感じアクティビティがメインであまり、社会実践にはそぐわなそうなので(笑)


それでは、それぞれの観光地について説明していきます。



斉文化博物館

ここはその名の通り、中国戦国時代の七雄の一つである斉の文化について展示された博物館です!!

かなり大きな博物館です
青銅器に関する展示が多いです。
数千年前のワインです!青銅器に入っているので変色しています。
ミニチュア版の兵馬俑もあります(笑)
斉の偉い人です(笑)


中国はたとえ地方都市でも博物館のクオリティは高いです。ここもご多分に漏れず、なかなかのクオリティでした




周村古商城

ここはよくある中国の観光地ですね(笑)
懐古的な雰囲気が漂っています


入口です
お土産屋さんがいっぱいあります。
周村焼餅博物館


ここはThe観光街です。お土産屋さんもいっぱいあります。また、周村焼餅博物館というのがあって、みんなで入ったのですが、意外といろいろな展示があって面白かったのでお勧めです。



海袋楼

ここも定番スポットのようです。
ここのスタッフと知り合いの先生がいたため、裏口から入れました(笑)

中は図書館になっています。めちゃくちゃ大きかったです。
最上階からの景色は格別です。
外国字が珍しいようで、写真を取るようによくねだられてました。

ここは浅い階は本屋さんになっていて、高層階にはバーや茶屋などがあります。わりとデートとかでも使えそうです。



以上が淄博で自分が訪れた観光地になります。観光がメインではないのですが、ある程度淄博の観光名所を回ることができました。


それでは、本記事は以上とさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました。


次の記事では、いよいよ企業訪問編となります。
企業訪問と討論会について書いていきますので、ぜひ読んでください。



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