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「攻める読み方」を身につける

本、ネットニュース、新聞記事……。なんとなく読み、漫然と考えるだけでは絶対に手にできない核心のつかみ方。
「なんとなく読んでいる」から一歩抜け出すためのヒントが見つかります!

※発売日はAmazonなどのWEB書店に準じます。

<5月29日発売>
『できる大人の「要約力」 核心をつかむ』
著:小池陽慈

そもそも「要約力」は核心を読み解き、的確に伝えることだと思っていましたが、それだけではないんです。

文章を要約することは、その文章の書き手の考え方を自らの知識として所有することに等しい。そしてもちろん、そうした知識もまた、文章を読むうえでの重要な〈思考の軸〉となる。つまり、これまでに読んできた文章、あるいはそこで述べられる考え方や主張を自らの知識として活用しながら、目の前の文章から、より深く多角的に情報やメッセージ、論点を引き出すことができる。もしくは、自分の意見を考えることができる。

本文より

玉石混交の情報が絶えず流れているような、今の時代、自分に思考の軸がないと、「おもしろかった」「○○さんの言うとおりだ」というふうに、思考することなく情報が通過してしまうものです…。

そう、要約力の最大のポイントは「思考の軸」を手に入れること。

情報を手にすることの最大の意味は、〈思考の軸〉を手に入れることだと思っています。社会や世界、あるいは自分自身と向き合ったとき、そこに拠って立つことによって、より深く思考をめぐらすことのできるような〈思考の軸〉。何かしら新たな情報に接するときに、その内容について熟考するために参照する〈思考の軸〉。昨今「教養ブーム」などということもしばしば耳にしますが、真の意味での教養とは、このような〈思考の軸〉としての情報・知識のことではないでしょうか。

本文より

まさに情報が溢れかえっている現代社会で武器になるに違いありません。

この本では文章の読み解き方、整理の仕方、そして伝え方までスモールステップで演習しながら身につくようになっています。
書いているのは大学受験の予備校で現代文を教えている先生だからでしょうか。内容云々というよりも、どのように思考し、文章を組み立てていけばいいのかプロセスがとにかくわかりやすい!

文章の読み書きを通じてつながっている、noteユーザーの方々にはぜひ読んでみてほしいです。
きっと、もっと読みたくなる!書きたくなる!1冊でしょう。