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腹八分を守らないとどうなってしまうのか? - イラストで読む養生の古典001

腹八分目は養生の基本ですが、実際に満腹まで食べるとどうなるのでしょうか?

この満腹の害について、江戸後期の『養性訣』を参考に、全部で5枚のイラストにまとめてみました。

1.何もかも面倒くさくなる

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やる事が沢山あって忙しい時ほど、満腹を控えましょう。

2.頭の働きが落ち、心も不安定に

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満腹になると、頭の働きが落ちるというのはよくわかりますが、精神的な影響も出ると考えられていたようです。

ストレスが強い時は大食いはやめておいて、ストレスに耐えている自分へのご褒美的として、なにか美味しい物を少し食べるというのはいかがでしょうか?

3.感染症にかかりやすくなる

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満腹を続けると、気血を造り出すもととなる脾胃が弱くなり、抵抗力も落ちてしまいます。

感染症が流行りやすい季節に入ったので、腹八分を守っていきたいですね。

4.多くの病の原因となる

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慢性的になんとなく具合が悪く、食べ過ぎの傾向がある人は、時々食事量を見直してみましょう。

見慣れない病名が多いですが、満腹はさまざまな不調の原因になると考えられていたようですね。

5.回復が遅くなる

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体調の悪い時は、栄養を摂ろうと普段よりたくさん食べるという方もいると思いますが、ほどほどを維持しましょう。

食べ過ぎると逆に回復が遅れてしまうようです。

以上が満腹の害でした。

イラストで読む養生の古典はまだまだ続きます。次回もお楽しみに!


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