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足の冷えからくる身体の不調に、湧泉摩擦法

足の冷えは万病の元

東洋医学では、足などの末梢の循環障害が、全身症状と関係していると考えています。足の冷えの改善法は色々ありますが、今回は『寿親養老新書』という中国宋代の養生書から、湧泉摩擦法をご紹介します。

姿勢と摩擦する場所

摩擦する場所

・姿勢
あぐらをかいて楽に座ります。

・摩擦する場所
土踏まずのあたりから、足の裏中央からやや指よりのくぼみにある湧泉というツボのあたりまでを摩擦します。

やり方1.左手で左足の指先をつかんでおく

摩擦は左右両方しますが、ここでは左側を例に挙げて説明していきます。まず、左手で左足の指先を掴んでおきます。

やり方2.右手の平の下部を使って摩擦する

右手の平の下部を使って、土踏まずあたりから湧泉穴のあたりを30回摩擦します。

やり方3.指先の屈伸運動

右手で左足の指先を掴み、左手は親指を湧泉に軽くあてるようにして足を掴んでおきます。そのまま、右手を使って左足の指の屈伸運動を10回します。

回数

以上を左右同じ要領で2−3セット行いましょう。就寝前や起床直後など決められた時間に行うのもよいです。

まとめ

自律神経失調症など、症状があるけれども検査で異常がないケースで、もし足の冷えを強く感じている方は、足の冷えを改善すると、症状が軽減することがございます。今回ご紹介した湧泉摩擦法は誰でも簡単にできますので、ぜひお試しください。3週間くらい続けると、何かしらの変化が出てくることが多いので、即効性は求めずに、少しの期間続けてみてください。

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