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公共政策とはなんなのか?

都知事選挙の投票日ももうすぐという中で、あえて、公共政策とはなにかと考えてみたい。

政策というのは一般に「公共的課題を解決するための活動の方針で目的と手段の体系をなすもの」と言われることが多いです。このシンプルな定義が現在の政策立案を取り巻く混迷を引き起こしているかと思います。

(1)公共的課題とは?実はこの公共的課題なるのもの定義がまたむずかしい。小さく捉えれば二人以上の構成員で共通な課題があればそれを公共的課題としても論理上は問題はない。しかし、焦点は、なぜ、それを公共的課題としたのかということになります。大きくいって二つの方向性があるかと思います。過去に照らし合わせて現在がうまくいっていないのか、未来から考えて現在うまくいっていないという二つの方向性があると思うのです。問題は、公共的課題とされているのはどちらからの視点が強いのかが喋っている本人も自覚的ではないことかと。

(2)活動の方針とは?いわゆる施策といういわれることが多いと思います。政策を計画目標-施策-事業と分割すると、施策になるかと思います。実際、○○政策と一般にいわれるもののほとんどは施策、つまり、活動の方針をさしていることが多いです。

(3)そして目的と手段の体系とは?実績とその活動といってもいいと思うのです。でも、どんな活動をすれば実績にあがるのか、もっと突っ込むと実績が上がらなかったとした場合、活動をどのようにブラッシュアップすべきかという問いに到達すると思います。そして、適切に活動をセットするにはどんな分析をすべきなのかということを事前に設定すべきかと思います。

そして、今後検討すべきなのは、政策がこれまで扱ったことのない事象、例えばパンデミック、防災などに当たった場合どう対応するのか、ここ数年実施してきたがほとんど成功していない場合はどうすべきかということかと思います。単に政策目標ー施策ー事業をどの様に作るかではなくて、前例がない中で、かつ、現状が混迷を深める中で、適切なところに事業を配置できるかかどうかを検討すべきかと思います。そして、いったん配置した後に施策ー政策で成果を上げるために配置を変更し続けれる力をその組織・集団にいれこむことができるかどうかかと思います。

とりいそぎ。まだ、書いていきます。

ありがとうございます!