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こちら性教育の現場です。

こんにちは、地方出身で家長性に縛られている父親(
連れ合い)と今を生きている思春期の娘との距離感に毎日ヒヤヒヤ、ドキドキしているOchoです。

昨年、長女が小5の時に、生理用ナプキンの試供品を持ち帰りました。
来た来たぁ 学校での性教育!?

ということで、今回は、長女が受けた性教育とそれに対する母親としての思いを綴ります。

実は、筆者は最初が自宅出産、その後、4回目までは助産院での自然分娩を選択してきました。
そして、子ども達も立ち会ってきました。
第1子の長女に至っては、10歳にして生命の誕生の瞬間に3回立ち会っています。

出産に立ち会った子どもの面白いところは、
出産後、自分達でもお産ごっこをするところ。
産婦さん役と助産師さん役になりきって、迫真の演技でごっこ遊びをしばらく楽しみ、思い出を整理していくようです。

そんなOcho家の性教育は、特に何をするということもなく、絵本や大人用の性教育の本を家のすぐ手に取れるところに置いておいて、勝手に読んでもらうスタイル。

子ども自身が気になったタイミングで、「読んで」と言ってきたり、具体的な質問をしてきたり…
その時、親は一緒に絵本を読んだり、分かる範囲で質問に答えたり、本や動画で一緒に勉強したり…

出産の場に立ち会ってきているからか、ただ子どもだからか、とても素直に何のバイアスもなく質問してくれるので、照れて誤魔化す方が恥ずかしいくらいでした。

そんな環境で育ってきた長女が生理用品を持ち帰ってきたその日。
話題はやっぱりその話。

彼女によれば、
女子だけが集められ、生理(月経)や生理用品の使い方などを保健の先生から教えてもらったとのこと。
その間、男子児童はサッカーか何かをやっていた。
授業の後、試供品をもらえた女子児童(男子児童は中身を知らされていない)を羨ましがっていたと。

え〜〜〜!?
「包括的性教育が必要だ」とか、
「ジェンダー平等が大事だ」とか何とか盛んに言われているにも関わらず、今だに現場ではこんなもんだったのです。
自分の小学生の頃に一般的に行われていた性教育とほぼ変わっていないやん‼︎
(筆者の小学校の先生は、クラスメイト(男子)が生理用品のCMに興味を持ったことをきっかけに、そのまま月経や精通などについて、オープンな雰囲気の中で話してくださったので、当時としては先進的だったと思います)


それにしても、なぜ男女別々だったのでしょう?

男子が生理用品をもらえないことに不公平感があるから?

ならば、男子にも試供品を配り、自分も下着に着けて体験してみるよう促してみればよいのでは?
あるいは、保護者に渡して、家でも生理や第二次性徴について話すキッカケにしてもらえばよいのでは?
と思うのは、乱暴な意見でしょうか?

急にそんな話されても…と戸惑う保護者がいるなら、事前に授業計画を伝えて、参考になるような動画や本を紹介するなどすればいいと思うのです。
男子にも、知る権利があり、それを手に入れる機会を奪っていいはずないですよね。


男子には生理がないから、情報はいらない?

女子は、生理(月経)=性器からの出血という周囲からもわかりやすい出来事が起こるため、ある意味、教育するタイミングがはっきりしやすいと思います。
Ocho家でも、以前から月経用のショーツを一緒に買いに行ったり、生理用品について話してきました。

一方の男子にも、精通=性器からの精液(精子)の排出が起こりますが、女性の生理よりも話題にされることが少ない印象があります。
筆者が女子だったから、そう感じているだけでしょうか?
男子も自分の身体の変化に戸惑ったり、不安に感じたりすることがあると思います。
正しい情報がないことで焦り、間違えた情報を信じ込んでしまうかもしれません。

男子にも来るべき身体の変化について知り、その時の対応を準備しておく必要がありますよね。

これから身体も心も急速に大人に近付いていく子ども達に、正しい知識を伝えて、身を守る術を授けるのに、女も男も関係ないなと感じる出来事でした。

今回は、思春期の子どもの性教育の実際についてのお話でした。
小さい子どもに向けた性教育についても、また投稿していこうと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんの経験や感想など、コメント、スキをいただけると嬉しいです。
では、また。




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