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かわいい子には○○させろ!~旅行編~

んにちは、双子ちゃまにかじられたおっぱいが痛くて力が出ないOchoです。
突然ですが、皆さんはかわいいお子様にどんな人間になってほしいですか?

親がどんなに理想に燃えていても、その通りにはなかなかいかないもの。
子どもの可能性を伸ばしてあげるために親は何ができるでしょうか?

今回は、子どもの成長のために!と信じて(根拠は調べてないけど)実践していることの中から、旅行についてのお話を綴ります。


絶対オススメ!体験活動

近年、話題になっている体験型の学習。その意義については、たくさんの研究者がその結果を発表していますね。

文部科学省でも、子どもが様々な体験をすることがとっても大切ということで、いろいろな学校で体験的な活動を通した教育の事例について紹介しています。

体験活動について

 体験活動とは、文字どおり、自分の身体を通して実地に経験する活動のことであり、子どもたちがいわば身体全体で対象に働きかけ、かかわっていく活動のことである。この中には、対象となる実物に実際に関わっていく「直接体験」のほか、インターネットやテレビ等を介して感覚的に学びとる「間接体験」、シミュレーションや模型等を通じて模擬的に学ぶ「擬似体験」があると考えられる。しかし、「間接体験」や「擬似体験」の機会が圧倒的に多くなった今、子どもたちの成長にとって負の影響を及ぼしていることが懸念されている。今後の教育において重視されなければならないのは、ヒト・モノや実社会に実際に触れ、かかわり合う「直接体験」である。本稿における体験活動とは、教科学習においてその指導目標達成の手段として行われる、例えば観察、実験等の類のものではなく、自然教室や臨海学校のように、それ自体、目標や指導計画、指導体制、全体の評価計画などを持つまとまりのある教育活動を意味するものである。


 体験活動は、豊かな人間性、自ら学び、自ら考える力などの生きる力の基盤、子どもの成長の糧としての役割が期待されている。つまり、思考や実践の出発点あるいは基盤として、あるいは、思考や知識を働かせ、実践して、よりよい生活を創り出していくために体験が必要であるとされている。具体的には、次のような点において効果があると考えられる。現実の世界や生活などへの興味・関心、意欲の向上
問題発見や問題解決能力の育成
思考や理解の基盤づくり
教科等の「知」の総合化と実践化
自己との出会いと成就感や自尊感情の獲得
社会性や共に生きる力の育成
豊かな人間性や価値観の形成
基礎的な体力や心身の健康の保持増進

体験活動事例集-体験のススメ-[平成17、18年度 豊かな体験活動推進事業より]
平成20年1月 文部科学省

体験活動は、新しい発見から知らないことを知って、知的好奇心や考える力を刺激するだけでなく、困ったことを解決しようとする力、自分を大切にする気持ちや周囲の人と協力し合う気持ちなどなど・・・
いろいろな力を身に付けることが期待できるもののようです。

子どもには、是非是非、身に付けて欲しい能力ばっかり。
でも、体験型学習ばかりをやってくれる学校って、まだまだ一般的でない。
そういう学校に行かせようにも、近くになかったり、経済的に厳しかったりで、親としてできることはないか・・・?と考えた末にたどり着いたのが、旅行がいいんちゃう?という答えでした。

計画から子どもを巻き込もう

そんなにいいことあるなら、早速、子どもの体験学習のために旅行だ!と張り切ってはみたものの、何をやればいいのやら?とりあえず、いろいろなことを沢山盛り込めばいいのか?
ちょっと考え込んじゃいますね。

筆者としては、計画から子どもを巻き込んだらいいのでは?と思います。子どもの年齢や発達段階によっても違うと思いますが、全ての行程を大人が決める必要はありません。
むしろ、Ocho家では、最低限のルールを決めたら、子ども自身でどのように時間やお金を使うかを考えさせます。

子ども自身で計画を立てれば、多少、無理かもしれないと思う行程でも、本人達の工夫や頑張り、あるいは我慢や妥協で乗り越えられることがあります。

例えば、動物園へ行った時の話。
昼食の時間と最終の退園時間を決めて、後は子どもに任せました。
低年齢の子どものフォロー、トイレや食事、水分補給などの生理現象に関わるものは、ある程度コントロールします。

しかし、それ以外の
どの動物をどの順番で見るか、
ショーはどのタイミングで行くか、行かないか
餌やり体験にお金を使うか、出店の食べ物にお金を使うか、
園内の乗り物に乗るかどうか、などなど

姉弟で意見を出し合い、相談して、自分達で優先順位を決めて出発。
大人は基本的には安全確認だけをし続けました。
途中で、見たい動物がズレてしまい、譲り合ったり、時間が足りなくなってきて、全員で走り出したり、大人が管理していては見られない姿が見られました。

大人の勝手な都合で、ゾウやライオンなど動物園らしいところを勧めてみたけど、ウサギやモルモットとのふれあい体験を満喫。満足そうに手触りや毛並みの様子を教えてくれました。

大人が考えたコースで過ごすよりも、より充実した時間を過ごすことができたのではないかと感じた一日でした。

子どもの旅支度は親はやらない

大人としては、知らない旅先で困らないように、あれもこれもと準備に口を出したくなりますが、旅行の支度も体験学習のひとつにできそうです。

Ocho家では、年長くらいからは、子どもの旅の準備は各自に任せます。
旅行の日数と目的地、アクティビティーの予定を確認したら、後は各自で服装の調整をして準備します。

何日分の服にするか?
暑い場所へ行くなら、半袖にするか?
博物館などで室内が多いなら冷房対策に羽織り物が必要か?
など、自分で考えて準備していきます。

他にも、自分の鞄に入る範囲なら、ぬいぐるみやタブレットなどかさばったりするものOKにしています。自分で考えて、パッキングしていくことで、自分の行動のイメージができるし、もし、足りない物があったら、その時に困るなり、自分で工夫するなり、相談するなり、すればいいと思っています。

実際、次女は1週間の春休み旅行でズボンを一本も持っていかず、初日に履いて行った同じズボンでずっと過ごしました。途中で、雨に降られて濡れましたが、宿のドライヤーで乾かして乗り切りました。

正直、最初は衛生面が気になりましたが、一番困っているのは本人と割り切って、今回の経験がきっと次に活きてくることを期待しています。

服が足りないようなら、少ない服で着回す方法や洗濯する方法、あるいは、パッキングの方法を工夫して持てる荷物を増やすなど、できるようになるかもしれません。
子どものうち、一緒に旅行できるうちに、たくさん失敗を経験させて、大人になった時にこそ困らないようにしてやるのが、親の務めのように感じました。

経験を充実させる自由行動

子どもが時計が読めたり、時間が分るようになっていたら、旅行中に自由行動の時間を作ってもいいかもしれません。

例えば、
予算を決めて、お土産を買う。
自分の思いだけでなく、プレゼントする相手のことを考え、予算内で決めて、買い物をする。

手紙を書く。
おじいちゃんや友人に手紙を出してみる。
誰にどんなことを伝えるか、旅行の体験談やその時の気持ちを言葉で表現する練習になります。また、単純に字を書く練習にもなりますね。

自然体験や美術館、博物館などで子どもだけのワークショップに参加させる。
あえて、保護者と離れ、自分だけで知らない土地の知らない人とコミニュケーションをとってみる。
親でも先生でもない、別の知識や技術、視点を持った大人からいろいろなことを教えもらう経験は、子どもの視野を広げ、社会とのつながりを感じられそうですね。
また、困った時に助けを求めたり、知らないことを恥じずに、謙虚に教えてもらったりする経験も重要になりそうです。

親にとってもビックチャンス!

日常生活や学校の勉強、仕事から完全に切り離すことができる旅行中は、子どもの体験学習に全振りできる貴重な時間。
大人にとっても子どもの持っている力をじっくりと観察し、一緒に成長を実感できるチャンスです。
いつもはゆっくり時間を作れなかったり、ついつい親の都合で、子どもの選択を奪い、大人がリードしがち。それでは、子どもの方も何でも親任せになり、失敗も親のせいになってしまいます。

でも、旅行中は、家族みんなが協力し合って、出発時間に間に合うように準備したり、荷物を持ってあげたりしなければ、目的地に辿り着けない、やりたいことができない、なんてこともあります。
そういう経験を通して、子ども自身も自分の責任で動いて、臨機応変に対応できる力が身につくのではないかと思うのです。

そう考えると、子どもは大体のことは自分でできるのかもしれないですね。
いつもは仕事や家事など生活に追われていて、大人の方が待つことを我慢できず、失敗させることを面倒くさがってしまうのかな…
子どもの持ってる力を信じなければ!と改めて感じました。
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今回は、かわいい子どもには、旅行を通じて、体験的な活動をさせて、いろいろな能力を引き出そうというお話でした。

子どもの可能性は無限大。大人の思惑などいい意味で裏切り続けてくれるかと思います。親ができることなんて、それを邪魔しないことが一番大切かもしれません。

子どもの力を信じて、次の旅の計画を子どもと一緒に立ててみてはいかがでしょう?
そして、大人も子どもと一緒に楽しみましょう!

今回も、最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんの経験や感想などのコメント、好き、フォローいただけると、嬉しいです。
では、また。

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