スペイン巡礼2018回想記(45)アルカラ・デ・エナレス1日目
2018年6月19日。スペイン巡礼終了後のボーナスタイム7日目。
本日、クエンカを離れて次なる観光先、アルカラ・デ・エナレスに向かう。
クエンカのホテルで朝食をとってから、ふたたびてくてくとレンフェ(国鉄)の駅に登っていく。アヴェ(新幹線)でマドリードのアトーチャ駅に戻り、セルカニアス(近郊線)に乗り換え、45分で本日の目的地アルカラ・デ・エナレスである。
(セルカニアスの内部)
アルカラ・デ・エナレスは世界遺産の大学都市で、マドリードからアクセスしやすいことと、私の好きな回廊がありそうなので、今回のボーナスタイムに行ってみることにした。今回行ったところの中では、いちばん思い入れもなく軽い気持ちで向かった街だ(それぐらい巡礼後の日数が余っていたのだった)。
駅を降りると、クエンカに比べるとこじんまりした街だったが、暑いことに変わりはない。重いザックを背負い、やはり暑さにヨロヨロしながら、本日の宿エベニア・アルカラ・ブティックホテルにチェックインする。
ホテルの名称にブティックホテルとあるように、ここも古い建物のリノベーションだ。ほぼ壁の外観で、内部に入ると中庭があり、アンダルシアやモロッコ、アラビア的な様式を感じる(この日は暑さにやられて中庭の写真を撮っていなかったので、次回記事で翌朝の写真をご覧ください)。
到着は昼すぎだったので、ランチがてら街に出た。
(ユダヤ人街があった目印の看板)
(ユダヤ礼拝堂シナゴーグがあったことを示す看板。だいたいユダヤ史系の史跡は何も残っていないので、写真を撮ると不審がられがち)
市街地を見まわすと、ちょくちょくユダヤ人街の形跡が残っているが、やはり看板以外は何もないタイプの史跡だ。何しろユダヤ人がスペインから追放されたときから500年以上経っているわけで、考えてみれば看板が立っていることのほうがすごいかもしれない。……もうちょっとスペイン・ユダヤ人の勉強しないとダメだな、私。
ランチは例によって和食恋しやの一心で、またまた寿司である。スペインの和食ではサーモン寿司がいちばんおいしかった。
とにかく暑いので、歩きながらアイスも食べてしまう。うん、観光客だ。私いま、徹底して観光客だ。
何しろランチ後はいちばん暑い時間帯なので、すぐホテルに戻ってダウンしてしまった。
この街のメインである大学の見学会も、この日はもう予約が間に合わなかったので、夕方までのんびりしていた。
(おなじみコウノトリの巣)
この日のメインは、夕方に行ったスーパー、「メルカドーナ」といっても過言ではない。
このメルカドーナには、セルフ生搾りオレンジジュース機「ズーメックス」があるのだ……!(帰国後探したら、一部の高級ホテルや、フランス食材店ピカールの代官山店にありました! わざわざこのために行きました!)
(初めてなので、加減がわからずドッキドキだった)
知っていたものの、これまで怖気づいて挑戦してこなかったが、この日ようやく初挑戦。その他、サラダや果物などを軽く買って、夕食はホテルで軽めにいただく。
(生搾りジュース、やっぱりおいしいんだよな〜)
セルフ生搾りオレンジジュース機のおかげで、満足感とともにアルカラ・デ・エナレスの初日が終わった。明日はメインの観光である。
(ビールも飲んじゃう)
(スペイン巡礼2018回想記(46)に続きます)
(リアルタイムで更新していたインスタ)
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