スペイン巡礼2018回想記(31)ビジャフランカ〜ヴェガ
2018年6月5日。
この日はビジャフランカ・デル・ビエルソを出て、ヴェガ・デ・ヴァルカルセまでの約19kmの行程。最近は20km以上歩くことに慣れてきたので、20km以下なら楽ちんという気分である。
(ビジャフランカのパラドールの朝食ビュッフェ。野菜の少ない巡礼路の朝食では貴重なラタトゥイユつき。美味)
いつもながら、パラドールとの別れはつらい。施設の快適さはもちろん、朝食ビュッフェのレベルもちがう。
しかも、ここのところホテル泊が続き、巡礼者として多少罪悪感が生じてきたので、このあとはしばらくアルベルゲを予約した(ただし個室を含む)。自分で予約しておいてなんだという感じだが、一度ホテル泊してしまうと正直ドミトリーには戻りたくない。とはいえ、予約した以上は泊まらなければならぬ。
私は泣く泣くビジャフランカのパラドールを出発した。
昨夜は寂れすぎて恐ろしい気もしたビジャフランカの街並みも、日中見ればそれほどでもない。かわいらしい街並みを通り過ぎ、橋を渡っていく。
天気は曇りときどき雨で、面倒なのでポンチョをかぶったまま歩いた。昨日から雨によく降られているので、不慣れだったポンチョの着脱もだいぶ慣れてきた。
(気になる廃墟)
30kmだと体感で長く思えるのだが、20kmだと妙にすぐ着く。
この日のヴェガも、もう着いたか、という感想だ。
「サラセンの城」なる城跡が近くにあることが気になりつつ(これについてはまた翌日)、アルベルゲ・エル・パソにチェックインした。
夕食は近くのバルで軽く食べてから、アルベルゲに戻ってリンゴとスナックを。
(手前がアルベルゲ・エル・パソ。奥の山の上に城跡「サラセンの城」が見えている)
特記事項も写真も少ない一日。
(スペイン巡礼2018回想記(32)に続きます)
(リアルタイムで更新していたインスタ)
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