スペイン巡礼2018回想記(35)ポルトマリン〜パラス・デ・レイ
2018年6月9日。
この日はポルトマリンを出て、パラス・デ・レイまでの約24.6kmの行程。
巡礼の最終目的地であるサンティアゴ・デ・コンポステラまで残すところあと数日。
もう完全にペースができあがっていて、当時リアルタイムで更新していたインスタには「作業的になってきた」とある。
ガリシア州は雨が多いのもあり、持参したミラーレス一眼をとりだすのが面倒で、このころにはiPhoneで最低限撮るだけになっていた。次にミラーレスの存在を思いだすのは、サンティアゴに到着したあとだ。
宿泊したアルベルゲ・アクア・ポルトマリンは朝食もないので、きのうスーパーで買った残りを食べる。
前日は雨に降られて曇り色のポルトマリンだったが、この日は一転、気持ちのいい晴れになった。
あまりの快適さに、ポルトマリンを離れるのが惜しいぐらいだったが、そうもいかない。後悔のないよう近辺の風景をiPhone写真に収め、この日も歩きだす。
(ポルトマリン入り口にある古い橋の上から)
(こんな橋)
道は、ガリシア以降のみずみずしい森の中や、舗装路歩きなど。
(バル休憩)
歩きはじめは実に爽快な天気だったが、雨の多いガリシアだけあって、しばらくするといつもの曇り空に変わっていった。
(ミートボールのランチ)
20km台であればもはや苦もなく歩けるので、ほどなく目的地パラス・デ・レイのアルベルゲ、センドイラに到着した。
個室続きでそろそろ罪悪感を覚えてきた私は、2日ばかりドミトリー形式のアルベルゲを予約していた。壁埋め込み式のベッドは、ほぼ個室感覚で好きだ。
この宿は高校生くらいの若い巡礼者が多く、ちょっと騒がしそうでいやだなと思ったのだが(日中のマナーもそこそこ悪かった)、この日も十分に歩いてきた私は、耳栓をつければいつものように熟睡していた。
ちなみに、チェックインの際にスタッフさんから「今夜は1Fでパーティーがあるからうるさいかも」といわれていたのだが、そちらもさほど気にならず熟睡。耳栓とほどよい疲れさえあれば、こっちのものなのだ。
(スペイン巡礼2018回想記(36)に続きます)
(リアルタイムで更新していたインスタ)
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