スペイン巡礼2018回想記(42)バスでマドリードに戻る
2018年6月16日。スペイン巡礼終了後のボーナスタイム4日目。
今日はバスでマドリードに戻る日だ。
ふたたびサンティアゴのバスターミナルへ。何回か来たのでもう道順もばっちりである。とうとうサンティアゴ・デ・コンポステラともお別れ。
アヴェ(新幹線)で優雅に帰還するはずだったのに、チケットがとれずに泥臭く(イメージ)高速バスで帰るとあっては、うへえ10時間も乗るのかよ〜、という気持ち満載だったが、乗車率がそこそこだったのもあり、思いのほか快適な10時間だった。
むしろとても混雑していたフィステーラへの1時間のバスよりも快適だった。
バスは、夕方にマドリードの南駅に到着。
都市の端っこといった風情のバスターミナルだった。
この日のことは、到着したときにマドリードの都会っぷりに圧倒されたことと、バスの途中休憩でアイスバーを食べたことしか覚えていない。
途中休憩時は、バスの運ちゃんのスペイン語がさっぱりわからなかったものの、ひとりボケーっとしていたところバスを強制的に追いだされ、20分かそこら小さいターミナル内をうろうろ散歩していた気がする。
バスターミナルからこの日泊まるアイレ・グラン・オテル・コロンまでは、歩ける距離だった。たぶん2、30分だったと思う。
ずっと北スペインの田舎を歩いてきたので、私は都会の風景に目を驚かせながら歩いていった。
それと、この年のスペインは冷夏で、巡礼路も気温が低かったので、マドリードの容赦ない暑さに「そういえば、私が知っているスペインはこんな感じだったな……」と懐かしくなった(マドリード近辺は何度か観光旅行で訪れており、熱中症になりかかったこともある)。
ホテルのウェルカムドリンクが垢抜けていて、またムダに驚いてしまう(写真を撮ったのは、心底驚いていたからである)。レモネードをつい何杯もおかわりした。
夕食はホテル内で軽く。日本語を話せるスタッフさんがいたりして、さすが都会だなあと驚きっぱなしだった。
明日からは私、巡礼者を卒業してただの観光客になります!
服は巡礼用のトレッキングウェアしか持っていないのだが。
(スペイン巡礼2018回想記(43)に続きます)
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