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長引くマスク生活でゆるみがちになった舌の筋肉

もうマスク生活が当たり前になったこの頃です。
けれども、休日の外出時、マスクしていないことに気づいて慌ててマスク!が実は今まで何度かあります( ;∀;)
顔に当たる風が冷たくて気持ちいいな~と思ったその瞬間に気づきました。

さてその当たり前になったマスク生活で起こる、なかなか自覚できないトラブルです。

コロナ禍2年目の冬を迎えた。湿度の低いこの季節は、口が乾きやすい。また、マスク着用により口元や舌を動かさなくなることで唾液分泌が減少し、口臭に繋がる可能性もある。
そんな、コロナ禍における口腔環境の変化についてこのほど、女性の健康力向上を通した社会の活性化への貢献を目指す『ウーマンウェルネス研究会supported by Kao』が、首都圏在住の495人(20代~60代男女)を対象に実態調査を実施した。
調査によると、マスク着用や在宅生活が定着してきた新型コロナウイルスの感染拡大以降(2020年3月以降)、71.7%の人が口内のトラブルを経験していることがわかった。
感じている症状としては、
1位「口臭(54.0%)」、
2位「口の乾き(42.0%)」、
3位「口内炎(39.8%)」という結果だった

マスク生活口トラブル

長期化するマスク生活で、
63.8%の人が「マスク着用により口を動かす機会が減った」
「ストレスを感じることが増えた(67.1%)」
「人と話す機会が減った(60.2%)」
「表情が乏しくなった(59.4%)」という回答も多く見られた
また、一部の人には「間食の頻度が増えた(29.7%)」、
「歯医者の受診を控えている(27.5%)」など、口内環境にとってリスクとなる変化があった。

トラブル2

唾液の減少度チェック】
口呼吸や唾液減少の自覚がない方も多いため、下記の項目をチェックしてみましょう。あてはまる項目が多いほど、唾液が減少している可能性が高いといえます。
□ 口臭を感じる
□ 口内炎ができやすい
□ よく喉が渇く
□ コーヒーや紅茶・緑茶、お酒をよく飲む
□ 起床時に口が乾いている
□ 舌の上に白い汚れ(舌苔)がたまっている

■感染症対策のためにもオーラルケアが重要
感染症対策や全身の健康のためにも、口腔ケアは重要です。最近では、口内の細菌はウイルス感染に関与することが解明されつつあるとともに、適切な口腔ケアにより、特定のウイルス性疾患(インフルエンザ)の発症率が減少するという研究結果もあり、口内菌を減らすことはウイルス感染症予防につながる可能性が考えられます*
*奥田克爾ほか、平成15年度厚生労働省老人保健健康増進等事業, 口腔ケアによる気道感染予防教室の実施方法と有効性の評価に関する研究業務報告書,地域保健研究会,
東京 (2004) https://www.kao.com/jp/hygiene-science/general/oral-care/
■舌のケアの重要性-口内の細菌の6割が舌に存在
口内には600種類以上の菌がすみついています。個人差はありますが口の中の菌の6割以上が舌に存在する人もいます。歯磨きはしっかり行っていても、舌はケアできておらず、舌苔(白い汚れ)が付着して汚れている方が多いです。この舌苔は菌のかたまりで、バイオフィルムと言われる強固な膜のような状態で貼り付いていて、通常の歯磨きやうがいだけでは落ちにくいため、舌の上の菌まで除去するお口のトータルケアをすることが望ましいでしょう。

舌ケア

さて、舌ケアのやりすぎもよくないと聞きます。
舌苔の原因の一つが、舌の運動不足からくることもあると、とある歯科衛生士さんから教えていただきました。
② 舌のトレーニング
長引くマスク生活でゆるみがちになった舌の筋肉を鍛えましょう。仕事や家事の合間に毎日行うのがおすすめです。
1. 正しい舌の位置を確認

正しい舌の位置

舌の運動をすると、お口が潤ってくるのがわかると思います。
体は鍛えるけど、お口はね~という方は、口トレも一緒にやってみてはいかがでしょう。

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