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高血圧予防には歯磨きを、英研究所が指摘 重度の歯周病がある人は、高血圧の発症リスクが大幅に高くなる可能性

患者数は約4,000万人!?と言われている高血圧。

元気な高齢者の方に向けて、口腔ケアの勉強会をされている歯科衛生士さんから聞いた話です。
参加される方のほとんどが、薬を服用されているそうです。
<高血圧の方ってすごい多いんですよ。3人に一人って言われるくらい。
高血圧の薬を飲み続けるとお口の乾燥のトラブルも起きてきますね>

そう言えば、私の両親も、高血圧の薬を服用していましたっけ。
年を取ると、当たり前のように高血圧の薬を飲む。
若いころは、それって当たり前のように感じていた私でした。

さて、このような記事が目に留まりました。

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高血圧予防には歯磨きを、英研究所が指摘
重度の歯周病がある人は、高血圧の発症リスクが大幅に高くなる可能性
HealthDay News

高血圧になりたくなければ、毎日の歯磨きを忘れてはいけないようだ。新たな研究から、重度の歯周病がある人は、高血圧の発症リスクが大幅に高くなる可能性があることが分かった。英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)イーストマン歯科研究所のFrancesco D'Aiuto氏らの研究によるもので、詳細は「Hypertension」に3月29日掲載された。

 この結果についてD'Aiuto氏は、「歯周病菌が歯肉にダメージを与え、高血圧を含む全身性疾患の発症に影響する炎症反応を引き起こす可能性を示すものだ」と述べている。

また、論文の筆頭著者である同研究所のEva Muñoz Aguilera氏は、「高血圧は自覚症状がほとんどないため、患者の多くが心血管疾患ハイリスク状態であることに気付いていない」と、高血圧の特徴を解説。この研究デザインでは両者の因果関係に言及することはできないものの、「歯周病の予防と治療は、全身の慢性炎症を抑制し、血管内皮機能を改善するための費用対効果の高い手段である可能性がある」と語っている。

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 D'Aiuto氏は、「歯科医が高血圧のスクリーニングを行い、必要に応じてプライマリケア医に紹介し、かつ、プライマリケア医は歯周病のスクリーニングを行い、必要に応じて歯科医に紹介することで、高血圧に伴う合併症が抑制され、患者の健康上のメリットにつながる」と、具体的な対策を提案。「1日2回歯を磨くなどの基本的な口腔衛生戦略が、歯周病の予防に極めて効果的であることが証明されている。われわれの研究結果は、そのような基本的口腔衛生戦略が高血圧予防においても、強力かつ容易なツールになり得ることを示している」と、同氏は結論付けている。
[HealthDay News 2021年3月29日]

歯磨きは命を救う事にもつながるんですね。

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