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愛の歌「ウレシパモシリ」育む大地

先日、都内の小さな会場で開催された、神様を賛美するコンサートに行ってまいりました。

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そこで歌われた一曲が「ウレシパモシリ」育む大地。
今も私の心に深く浸透し生きているようです。
それほど感動的な曲でした。
こんな素晴らしい曲はどうして生まれたのでしょうか。

「ウレシパモシリ」とは
※アイヌ語で、ウレシパは育み合う、モシリは大地という意味です。

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まずは、AKIRAさん本人による曲の解説。

キューバ・ジャマイカを旅しているとき
不思議なビジョンを見ました。
巨大な光の塊が爆発し、
砕け散った細かい光の粒が地球に降り注ぎ、
ひとつひとつの命に育っていきます。

この光の塊は「愛」だと直感しました。
わたしたちは、同じ愛から生まれたのです。

日本の先住民アイヌは、「すべてのものにカムイ(神)が宿っている」と考えていました。
「アイヌ」というのは「人間」という意味と、もうひとつ「わたしたち」という意味があります。
オーストラリアの先住民アボリジニは「わたし」と「あなた」という言葉がありませんでした。

鳥も動物も花も精霊も人間も「わたしたち」だったからです。

人類は5000年ほど前、農耕の誕生とともに、「所有」が生まれ、「わたし」と「あなた」をへだてる壁を高く積み上げてきました。

それらの利己的考えが、自然環境を搾取し、すべての命をのせた「宇宙船地球号」を危機に追いやっています。
今大きな時代の転換期をむかえ、もう一度わたしたちの祖先であるアイヌ民族の「ウレシパモシリ(育みあう大地)」という考えを謙虚に学び直す時代が来たのかもしれません。

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「ウレシパモシリ」 (歌詞全文)


わたしは大地 わたしは大空
わたしは月 わたしは太陽
わたしは花 わたしは鳥
そしてわたしはあなた

ふたつの道を目の前にして
自分自身が迷ったときは
道ばたの石をめくってごらん
そこにわたしがいるから

自分で積んだ不幸の壁に
閉じこめられておびえる夜は
星を見あげて話してごらん
そこにわたしがいるから

わたしとあなた へだててる線が消えてく
わたしたち 同じ愛から生まれた

わたしは涙 わたしは笑顔 
わたしは孤独 わたしは怒り
わたしは許し わたしは祈り
そしてわたしはあなた


人が怖くて自分がいやで
動けぬくらいすくんだときは
年老いた木にさわってごらん
そこにわたしがいるから

やさしさゆえに人になじられ
愛するゆえに身を引いた夜は
ひとり鏡をながめてごらん
そこにわたしがいるから

わたしとあなた それぞれのエゴを超えてく
わたしたち 同じ愛から生まれた

わたしは試練 わたしは学び 
わたしは光 わたしは命 
わたしは愛 わたしは神
そしてわたしはあなた


親を亡くして友をなくして
愛する人を失ったとき
吹きくる風を感じてごらん
そこにわたしがいるから

病の床で定めを呪い
死の足音におびえる夜は
自分の胸にさわってごらん
そこにわたしがいるから

わたしとあなた 抱き合えばひとつに溶ける
わたしたち 同じ愛から生まれた

わたしは大地 わたしは大空 わたしは月
わたしは太陽 わたしは花 わたしは鳥
そしてわたしはあなた

わたしは涙 わたしは笑顔 わたしは孤独
わたしは怒りわたしは許しわたしは祈り
そしてわたしはあなた

わたしは試練 わたしは学び わたしは光
わたしは命 わたしは愛 わたしは神
そしてわたしはあなた

by AKIRA

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