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最近、瞑想が流行っていますね。
アプリも色々出ていて、悩んでしまいます。

瞑想は、今から約五千年前のインダス文明の頃から
既に行われていた、心をクリアにする方法です。

仏陀が菩提樹の下で瞑想し、悟りを開いた話も有名ですね。

*因みに「仏陀」は「悟りを開いた人」という意味で
実際の名前ではありません。

本来、瞑想の目的は、宗教、精神、哲学的な学びのためで、
リラックスするためのものではありませんでした。

私は、仕事が忙しすぎて、様々な考えを止められない時に
瞑想で雑念を払い、心を落ち着かせます。

心に溜まった様々な感情をそのままにしてしまうと、
セッションの時に流れ出したりして、支障が出てしまいますから。


日本で言う瞑想は、禅ですね。
インドのマントラ瞑想、ヴィパッサナー瞑想、中国の阿字観、
最近人気のマインドフルネス瞑想・・・

色々な種類がありますから、形にこだわらず試してみて、
自分にしっくり来るものを探せば良いと思います。

大切なのは形ではなく、「心の在り様」です。

私が実践しているかんたんな瞑想法も、お教えいたしますね。

【せいら流 瞑想】

身体の力を抜いてください。
椅子でも、床に座っても、壁に寄りかかってもかまいません。
リラックスできる態勢でどうぞ。

まず、息を吐きます。
ゆっくりと、身体に溜まった悪いものを吐き出すイメージ。
吐き切ったと思ってから、更にもう一息。
息を吸います。身体の中にポジティブな光のエネルギーを
吸い込み、全細胞に染み渡らせるイメージで。

この呼吸法を繰り返しながら、身体中の力を抜いてください。
意識は呼吸に集中させて。眠ってはいけません。

楽しかった思い出など、明るいイメージが浮かんでくる場合は
そのまま、記憶と感情を楽しんでください。

後悔や苦しみ、憎しみなど暗いイメージが浮かんでくる場合は
落ち込まず、ただ記憶として受け止め、見送りましょう。

どちらの場合も、1つのイメージで止まって、深く考えない事。
淡々と、水が流れる様にイメージを流していきます。

どうしても自分を責めてしまったり、心が辛くなってきたら、
無理して続けず、瞑想を中断してください。

瞑想は、20分程度が良いでしょう。
30分以上行う場合には専門家の指導を受けましょう。
あまり長時間続けてしまうと、目眩やふらつき等の
体調不良が起こる事があります。

20分でも頭痛がしたり、ふらつきが出てきた場合は、
すぐ身体を前屈させて、3分ほど呼吸を整え、瞑想を終わらせます。


神経症やうつ病などの精神障害がある場合、瞑想で暗いイメージが
出てしまう事が多いようです。そんな時は無理して続けないで。

瞑想クラス等に参加している場合は、先生に自分の状況を伝え、
トラウマ反応が出たら止めてもらう様、お願いしておきましょう。


学校や会社、人間関係などのストレスで、疲れ切っている私たち。
ストレスや不安を和らげられる方法がれば、何でも試してみたいですね。
でも、全ての人に効く万能な方法は、残念ながらありません。

マインドフルネス瞑想等だと、「自分を受け入れて」「自分を愛して」と
言われるのですが、急にはなかなか難しいと思います。

自己否定が強い場合、ネガティブなイメージが先に出てしまいがちです。

自分の良いところも悪いところも、全て認めて自分を受け入れる。
特に、自分の悪いところを認めて受け入れるのは、難しいですね。
かなりの時間を要します。

まずは自分と向き合い、受け入れる事から始めましょう。
こんなに頑張っている自分を、素直に褒めてあげる。
鏡に映る自分に、優しい言葉をかけてあげる。
何か失敗しても、それを受け入れ許してあげる。

声に出して、自分を認めてあげるクセを付けましょう。

焦らず、少しずつ、ポジティブな言葉で自分を受け入れて。
最終的には、自分を愛せるようになりますよ。


最近では、忙しい人に向けて、入浴時に瞑想する‘瞑想浴’や、
食事を感謝しながら味わって食べる‘食瞑’なども紹介されています。

お仕事帰りに、歩きながら呼吸に意識を集中させ、
地面を踏む感覚や、手と足の動きを心身で感じるだけでも
瞑想の効果があるそうです。


瞑想ブームは高まるばかりですが、誰にでもすぐに
良い効果をもたらす訳ではありません。
気を付けながら、自分に合うものを見つけていきましょう。

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