見出し画像

『ビタミンハシル』

なんてことだ。
来週の火曜日(4/7日)で、3クール目の投薬期間が終わるというのに、天気が悪くなるではないか。
来週の体調次第では、群馬~栃木~福島~新潟~群馬の日帰りツーリングを予定していたのに。
出来れば、道の空いている平日に走りたいのだが。

今の私にとって、気温は高ければ高いほどいい。
とにかく、腹を冷やしたくはない。使い捨てカイロもバンバン貼るつもりだ。どうか、気温よ上がってくれ。30度を超えたとしても、私は文句ひとついわない。インナーダウンに、腹巻きに、革ジャンかモッズコートを着ていくつもりだ。

そして、泊まりの予定でもないのに、替えの下着と、替えのデニムを持っていくのだ。
そこまでしてまでバイクで走る必要があるのか、そんな疑問も沸くだろう。
私の答えは、「圧倒的に、走る必要が私には、ある。のだ」
私にとって、バイクで走る事は『栄養素』のひとつを摂取するようなものだ。抗がん効果だってあるに決まっている。

『ビタミンハシル』だ。
へとへとになったっていい。ゴールデンウィーク明けだ。どこだって泊まれるだろう。ただ、『走り漏らし』は避けたい。たまには、神仏にすがろうか。「なるようになりませんように」と。いつもとは正反対でどうだろうか。お願いします。

そう、私はいままで「なるようになりますように」と、神社仏閣で参拝してきた。ここらで、変えてもいいのではないか。そもそも、私の人生は「なるようになっていない」のだから。
古事記などを軽くさらって読んだだけでも、日本の神たちがへそ曲がりである事がわかる。ここは強気でいこう。私はへそ曲がりであるばかりか、へそに穴を開けて腹を「かっさばかれた」手術を受けた者だ。見方によっては切腹だ。私は、一度死んだようなものなのだ。
これから私は「なるようになりませんように」と、一生参ることを誓おうではないか。

神仏は元来、『パンクっ気』がある。荒ぶることを良しとしている者だ。奴らが素直なわけがないのだ。参ることは止めないでおこう。参ったら参ったですがすがしい気分にはなるのは確かだ。不敬であるが敬虔でもある。私には、うまれながらの秘匿された『パンクっ気』があるのだ。神仏混淆のように、『ユーモアっ気』と『パンクっ気』が混淆したのが私という生き物だ。そろそろ御開帳してもいいだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?