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『4クール目。91日』

穏やかな日日がつづいている。
長い休薬期間を取ったおかげなのか。順調だ。曇天からもたらされる風も気持ちが良い。世間は日曜日だ。今の私には曜日はない。曜日を見失って生きている。

少しの運動と、文章と、音楽と、植物と、散歩と、バイク。充実している。
喧噪から距離を置いた生活だ。大人として、本当はいけない。あまりにも、堂々と『がんかわいがり』を満喫してしまっている。「どうだ。私は病人だ。文句があるのか」、そんな、ふうだ。

どくだみの収穫は早起きした両親が、もう、終えていた。庭に纏めて干してあった。全部を収穫したわけではないようで、2日に一度は、生のどくだみを風呂に入れるようだ。正しい判断だ。やはり、3日連続は衛生的にまずいだろう。2日は妥当な線だ。これでいい。

どくだみで『すべつるもちもち』に傾いた私の肌は良い。けれど、足裏にもクリームを塗っているので、危うく階段で滑りそうになった。多少、副作用のふらつきがあるので、気をつけなければ。

アレクサから、ジッタリンジンの『プレゼント』がながれている。好きな曲だ。私の解釈では、「あなたが私にくれたものは」、「私が私にくれたもの」なのだが、果たしてあっているのだろうか。恋をした女が自らを磨くためにウキウキした様子で、「私が私にプレゼント」をする。そんな片思いの歌。私は、そう思っている。





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