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エッセイのほう

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野蛮で図々しくてくだらないことを書いています。400字~2000字くらいでしょうか。
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#ユーモア

『ほう』

「ほう」と感心してみましょう。 何ごとも「ほう」から始めてみましょう。「ほう」には含みが持たせてあります。一例をあげましょう。「ほう」と言いながら、その間に脳をフル回転させて見ましょう。二の句が出てこない時の時間稼ぎの「ほう」です。そのわずかな時間で失言も防げるでしょう。 また、よりよい対人関係づくりの為の一歩だと思って、毎日トーンを変えて「ほう」の練習を心掛けてみましょう。リラックスして反響する風呂場がいいのではないでしょうか。そこから、メロディーが出てきたら儲けものです。

『4クール。88』

88日目だ。スピッツの『8823』を語る良い機会だ。 私はスピッツの8823を名曲だと思っている。歌詞の一節、「くずといわれてもわらう」は、なんだか私にピッタリなのだ。こうありたいと思っていた。そんな曲なのだ。いま、振り返ってアルバムを聴いている。8823というアルバムはスピッツのなかでは、ロックに振ったほうだ。とても良かった。 スピッツの全盛期はいつなのか。音楽の専門家でも悩むのではないか、2024年になっても、このバンドのクオリティーはおちていない。名曲もあふれている。

『ロウガンズ』

私は老眼だ。 それなりに不自由だけれど。なんとかやってこれている。エッセイなどは、何も考えていないので(先の展開とか)さくさくさくっと、とんとんとんと、私の筆(指)がすべるにまかせて書いている。が、だ。また、小説を書き始めてしまった。一度取りかかると、小説は5~8時間くらいかかる。前の章との整合性がとれているのかとか、下調べもしなければならない、何かと時間がかかる。 その間に私の『ロウガンタイマー』が、切れる。もう、書けない。もう、すべてが、ぼんやりだ。私の手持ちの老眼鏡は

腹具合がいいので、お気に入りの公園の木陰で昼食。鳥のさえずりしか聴こえない。わけはない。お年寄りの賑やかな声も聴こえる。元気だ。やはり、バイクで走ると目の前が開けてくる。降りかかる困難な事柄が、後方に散ってゆく。

『じゃむりん』

すっかり忘れいた。 タンニン対カフェインの結果の事だ。私の腹の中では、7:3でタンニンが優勢なようだ。また、2クール目の終盤に3種類目の下痢止めに変えた事も、奏を功したのだと思う。 『ロペラミド』を含有している薬が私にあっていたようだ。実際、病院で処方された薬も『ロペラミド』だった。 正し、飲みすぎには注意が必要だ。子どもの頃からの『下痢っ子』の私に便秘の心配など要らないのだが、一応『腸閉塞』の危険がある事は『じゃーじゃー』の能力者である私の頭の方隅にも、念の為入れて置こう。

『毎日が尻騒ぎ』

まずい、まずい、まずい。 2クール目の最終日が始まってしまった。副作用の『ゲリラー』が治まらない。毎日、毎日、毎日。同じ事を書いている。 まるで、夏休みの最終日に宿題に追われている気分だ。宿題は間違いが許される。要は穴を埋めればいい。 しかし、どうやっても、私の尻の穴が埋まらないのだ。『妖怪じゃーじゃー』に取り憑かれたのかも知れない。また、『ガンかわいがり』患者にはそれぞれ手術歴などあって、なかなか一筋縄ではいかない。 私は盲腸癌で大腸の一部を切除しているので、一般の人より

『幸せの黄色い木』

私は最近、『幸せの黄色い木』を探していた。 私が幼少期に腹を下したときには、必ずその乾燥した木片を煮出して飲んでいた。たいへん苦かったのを覚えている。 私には、『腹を下したときに飲む黄色い木』、としか情報がなかった。その、私にとっての『幸せの黄色い木』は母親の兄から貰ったものだ。 母親に尋ねると「それは知らない。目に良い木はあった」 父親に尋ねると「そんな木があったような気もするが、よくわからない」 老齢の両親は『ぼんやりーズ』なので、昔の事を覚えていない。 仕方ないので、

『フルーティーファスティングフェス』

太る人もいれば、痩せる人もいる。そうは、聞いていました。 3週間で1クールの『ガンかわいがり』治療の事だ。私の場合、1週目 は、ほとんど体重の増減はなかった。 2週目に入ると『ゲリラー』由来の体重の減少がみられるようになってきた。明日、2クール目の2週目が終わる。 5㎏は痩せた。2週目の私は、ふらふらだ。だるだるだ。ぐったりだ。 『ストッパ様』でも私を助けられなかった。 いっそ、「ファスティングフェス」を開催しようか。 何を食べても「じゃーじゃー」排出されるだけだ。ほとんど

『さようなら、こんにちは』

もはや、諦めの境地。 『ゲリラー』の事だ。今日と明日を乗り越える事ができれば、『ゲリラー』の副作用は止まるはずだ、が。 私の過敏性腸症候群の方と『ガンかわいがり』の副作用がダブルで襲いかかってくる。どちらを標的にして対処して良いのか解りかねる。本命はどちらなのだ。調べれば調べるほどに、わからなくなる。 老齢の癌患者が、副作用のツラさから投薬を止めてしまう理由もわかるような気がする。私の場合の副作用は『ベンピーラ(便秘の事)』にはじまり、やがて『ゲリラー』に変じていった。 吐

『ダダダデスダッタ派』

春の嵐の2度起き、3度起きのせいで酷い有様だ。 『キア痛』も起こるし、なんなのだ ま冬のように、ひっちゃかめっちかゃかに荒れ放題の我が家の庭だ。 さて、みなさんはお気づきだろうか。 私が、『ダダダデスタダッタ派』の書き手の、『句読点過多派』である事を、だ。 『ダダダデスタダッタ派』とは、文末が、~だ。~た。~です。~だった。で、終わるものの、とくにダダダダッと『だ』を愛する者の『派』の事だ。 『句読点過多派』は読んで字の如し、だ。 これが、私には心地よい文章のようであり、癖

『ゴーヤの苗を入手』

やったぁ、今日はカレーだぁ。 夕飯はスパイスカレーだぁ。やぁりーっ。 各スパイスは私の『健康食の乱れ食い』の正式なメンバーになった。 調べてみると、スパイスはかなり有力なメンバーになりそうだ。 四つ足肉を全く食べない生活には、タンパク質が不足しがちになる。昨日は茶碗蒸し、今日はスパイスカレーということで、たっぷり鶏肉が摂取できるのでうれしい。因みに四つ足肉を食べない生活は、宗教上の理由でそうしているわけではない。赤身肉を避けている事と、脂っこいものを食べるのがツラいからだ。

『目安鼻血』

近年の物価高騰と私の『ガンかわいがり』生活で、清潔な空間づくりと大掃除と省エネが我が家では始まっている。私は性格上、いらないものを躊躇いなくポンポン捨てる事が出来る。 あるいは、それは人間関係においても顕著で、トモダチと言えるような者は一人もいない。簡単に縁を切れてしまう。よく言えば『さっぱり』わるく言えば『白状』なのだ。 そんなわけで、私の大掃除と断捨離は手早くリズムよく終わった。 問題は両親なのだ、こちらは、遅々と進まない。あれもこれもどれも捨てられない。袖を一度もとお

『連打小僧』

飛び込みの屋根修理の若者のセールスが絶えない。 古い家だから仕方ないのだが、インターホンを連打されるのは流石に不快だ。『屋根瓦連打小僧め』が。インターホンを連打する怪しい屋根屋に亙の修理を頼むわけがない。 これは明らかに老齢の者が住む住宅を狙った詐欺臭がプンプンする例のあれではないか。半病人の私が家にいるからいいものの、両親二人の時などは心配だ。 私が、「この辺りの町内で断トツに貧乏なのがこの家だから、他をあたれ」と言っておいたのだが、一月に1.2回の頻度でセールスが来る時

『おならブルー』

『ガンかわいがり』2クール目に入っても、おならはやはり臭い。 私の『なじみおなら』ではない。 1クール目で述べた『おならPerfume』では収まる『おなら濃度』ではないのではないか。そんな疑問がわいた。 そこで『おならPerfume』を超えた濃度のおならを、『新しいおならのリーダーズ』とする事に決めた。 プラズマクラスターで消し去った私の部屋の空気を『おならブルー』とも言おうと思う。そこには、消し去られた私のおならと入れ替わるように生まれた。澄んだ空気との悲哀が感じられる。