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明日の気温が、毎日気になる。
最近、私が住む街では、連日のように高温注意報が出ている。
暑い。とにかく暑い。
私がまだ小学生のころ(20年ほど前。歳がバレますね…)は、気温35度越えの日なんて珍しく、通学の際に水筒持参なんてことはなかったと記憶している。今では、小学生はすっかり水筒持参が必須になっている。お役所仕事な側面が強く、何かと対応が形式的になりがちな学校からの指示ならば、おそらく中身は水なんだろう。子供たちには内緒でスポーツドリンクでも入れてしっかりと熱中症対策してほしいと思う。
昼過ぎになってから少し散歩。
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やっぱり、暑い日には川沿いをぶらぶらと歩くのはいい。川沿いは、人間を追い詰めるすべてのものが締め出されている。平日の昼下がりは特に。気分がすっきりする。
星新一のショートショートに「暑さ」という作品がある。暑さからくるストレスを解消するために行った【あること】が次第にエスカレートしていき……、という不気味な内容(ほんの数ページの作品なので、興味のある方がいらっしゃれば読んでいただきたい。)なのだが、やっぱり暑さを無理に我慢することって良くないなぁと、川沿いを歩いていて思った。
写真の場所から歩いて数分のところに、商店街がある。アーケードになっていて、かつては前橋市の生活の中心を担っていたのだろう。地元の人向けの洋品店などが軒を連ねているが、ほとんどの店はシャッターが閉じている。よく言えば昭和レトロな雰囲気が残る街並み。悪く言えば、寂れて疲れ切っている……。
そんな商店街の隅っこに、今も営業している喫茶店がある。今日は、散歩のついでにそこに立ち寄ってクリームソーダでも飲もうと思っていたのだが、急な雨により断念……。急いで家に帰る。
![](https://assets.st-note.com/img/1720617856897-s5hVvDk3TI.jpg?width=800)
「夏」というキーワードだけで選んだ一冊。
シェイクスピアは広く名の知れた戯曲家ですし、ご存じの方もいらっしゃるかと思う。彼の代表作は?と問われれば、だいたい挙がるのが「オセロー」「マクベス」「リア王」「ハムレット」等の悲劇モノばかりでしょう。
しかし、「夏の夜の夢」は喜劇モノ。アテネを舞台に、4人の男女で繰り広げられる恋模様に、妖精の王と王妃のいざこざが加わって…。
個人的には、べたべたな恋愛ものにありがちな恋人同士の甘ったるいやりとりを前面に押し出してくるスートリーはあまり好みではないのだけれど、この作品はそんなことはありませんでした。さすが世界一の戯曲家、セリフ回しがいちいち洒落ている。
作品のラスト、妖精”パック”の口上
「影にすぎない私ども、
もしご機嫌を損ねたなら、
お口直しにこう思っていただきましょう。
ここでご覧になったのは、うたた寝の一場の幻。
たわいない物語は、
根も葉もない束の間の夢。」
パックは喜劇のラストにおいて、すべては儚い夢の物語だと締めくくりました。みんなが役者であって、すべてが芝居。私たちの世界もそんなものではないでしょうかね。喜劇は悲劇かは、まぁ……、置いておいて。
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