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Lock Down 12日目(3月29日)

激おこな事件があった。ツノが生えそうだった。

それにしても、感じるものがある写真だ。何に怒ってるって?これだ。

モントキアラというクアラルンプールで外国人が多く住む高級コンドが多く集まり地域がある。ここは住んでる一部の人が「外国人特区」と勘違いしていてロックダウン 中で、皆必要最低限の外出しかしていないのに、マラソンや散歩が止まらず、逮捕者が出たとのこと。しかも11人中4人が日本人!(ちなみに私はそこに住んでない)。

このニュースを聞いた時、自分でもびっくりするくらい怒ってしまった。自分もスポーツに深く関わってきたし、子供もアスリートとして活動してるからだろうか。この無責任な行動に怒りを抑えられなかった。なぜ、この状況でマラソンするのかマジでわからない。気分転換にマラソンくらいいいじゃん?みんながそう思って走ったらどうするの?今、外を走ることを我慢してる人が大半なんだからみんなで我慢しなきゃ。住んでる国の政府がダメって言われてるんだから走らないのは当然。

そんなに走りたいのなら家にランニングマシン買ってベランダに置いて走れ。モントキアラは高級住宅街だ。このくらいすぐ出せるでしょう。

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英語がわからない?日本大使館からちゃんと日本語で来てる。以下注意書きを引用。

●活動制限令に基づき,正当な理由のない外出を控えてください。
●活動制限令においては,特別な場合(具体的には,公務,必要不可欠なサービス(※官報内で列挙された22サービス)の営業,ドライブスルーや持ち帰り及びデリバリーによる食料の供給,食料や日用品の購入,医療を受ける又は保健省医務技監により許可された特別な場合)を除き,州内での移動(外出)が禁じられております。
●正当な理由のない外出等により,感染症予防管理法に違反すると認められた場合,その罰則は,1,000リンギット以内の罰金又は6ヶ月以内の禁固又はその両方が科されることとなっています。ただし,その態様によっては,公務執行妨害罪(10,000リンギット以下の罰金又は2年以下の収監又はその両方)等,他の法令違反を併せて問疑される可能性もあります。
●活動制限令の内容については,今後,マレーシア政府による,さらなる規制強化が実施される見込みです。在留邦人および渡航者の皆様には,不要不急かつ正当な理由のない外出を行わないでください。

それに、この緊急時、拘束されたり逮捕されたりしたら会社や家族に深く影響が出るって普通に考えたらわかるはず。そんなに無料で走りたかったらコンドミニアムの階段でも走ってればいい(多分セキュリティに怒られるけど)。

欧米は散歩が許可されてる、という意見もある。確かにそうだ。でもそれがあくまで欧米の意見。ここは欧米ではない。それに、私が知っている真のアスリートさんたちはこの時期「外で走ってない!」。

真のアスリートならルールを守る。だってそれがスポーツだから。自分自身学生時代(今では本当に評判が悪い)本格的な体育会をやりきり、その後昭和体質の会社で防衛省(当時は庁)に出入りする仕事をしていた。いわゆる、「体育会体質」で仕事をしてきたタイプである。今の考え方とはそぐわないかもしれないけど「相手の提示したルールを守ることの重要性」から信頼関係が生まれることを何度も体験しているので、体育会気質にも良い点もあるんやでと言いたい。それに息子を指導してくれたり導いてくださった尊敬すべきアスリートさんたちも皆「ルールを守ることの大切さ」をちゃんと教えてくれてきた。それは素晴らしい糧になっている。

どこかで「我々は許されて当然」とか思ってる輩は、実際にはレースには出ない。そういう人は悪評だけを残す。実際にレースに参加する側からしたらえらい迷惑だ。

マレーシアのレースはちょっとクラシカルだけどとても雰囲気が良かった。これは去年の様子。

このレースが今年は延期になってしまったけど、私たちは参加を楽しみにしてる。

書いててまた怒りが湧いてきた。まだ走ってる奴もいるらしい。っていうかあの地区では、逮捕者が出た後も走ってる輩がいるらしい。マジで全員捕まえてしまえばいいと思っている。

さて、今日は日曜日。カレーを作った。

「カレーを作りましょうよ」の呼びかけ、正直、先週と違いあまり乗ってくれる人が少ない。みなさんお疲れ気味なのだろうか。それとも私と息子がサバイブ度が高いのだろうか。今のところ、二人とも大丈夫。でも無理はしない。今は、生き抜くことが最優先。