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これから休校かな、お篭りかなと怯えてる親子さんへロックダウンで合計360日以上子供が学校に登校出来てない私が伝えたいこと。


自分が達成できる目標とそれぞれの第3の場を設定。最短の目標は2日後を健康に、最大の目標は2年後、生き残ること。


さて、私の子供15歳、大学入学資格試験を受験予定の11年生の学校も今週から始まります。しかし、今週から始まると言っても500日以上ロックダウンが続くマレーシアでは当分オンラインです。


日本でもデルタ株の蔓延で子供の登校について再考すべしという案が出ています。

登校再開したアメリカはワクチン接種が低い地域を中心に子供の感染が急上昇してるそうです。

9月からの子供の通学に関して親としてどのようなスタンスを取るか、非常に難しいと思います。うちは15歳なので小学校のお子さんとは若干状況が違うと思いますが、360日以上の登校不許可をどのように生き抜いてきたかをここで整理したいと思います。参考にしていただければ幸いです。


私の前提を整理します。かなり恵まれた環境です。

1:15歳男子。受験生。個室あり。インターネット速度はかなり早い。
2:学校はオンライン完全完備。かなり勉強系の学校。受験学年なのでオンラインでの勉強形式に教師も生徒も慣れている。
3:受験生なので学校科目は自身が選択した科目のみで「芸術、運動科目がない」。
4:家の隣が公園で散歩可能。元々トライアスリート&ムエタイ経験3年なので運動は大好き。家にもジムがあり毎日筋トレ。親はワクチン完全接種済なので店舗入室制限が基本ない。
5:家庭教師は2名。理数系を日本人の先生、英語系をシンガポール人の先生。両方ともオンライン。



1:目に見える目標設定を作る

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子供にも親にも目に見える目標設定を作ること、これが大事です。勉強でも、勉強じゃなくてもいいんです。うちは好きな数学を高める!と決めて学校の勉強とは別に数学の家庭教師の先生をオンラインでお願いしました。オンライン家庭教師は探せば沢山出てきます。お試しは何度でもできるのでぜひ探してほしいと思います。「子供の中でコロナ禍を耐えた思い出だけにしない」はとても大事なことだと思います。

ちなみに親にも目に見える目標設定は大事。趣味を再度掘り下げるのだって立派な目標設定です。一番のオススメは「禁酒、禁煙、減量」です。私は元々お酒もタバコもやらないので減量にチャレンジ。一時は6キロ近く痩せました。ちなみにオンラインのパーソナルトレーニングも今は沢山ありますよね。ぜひ探してみてください。


2:相手の世界を尊重する、つまり「見ない」。

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オンライン授業になると状況が見えてしまう場合があります。見えると気になりますよね。なんでできないの、どうしてやらないの。言いたくなりますよね。そういう場合は「見ない」が一番です。私は基本子供のオンライン授業を全く「見ません」。これは学校の体制がしっかりしてる、随時連絡をくれる、個室なので見ないで済むのでありがたいと思っています。「でも、家の構造上、聞こえてきちゃうし言わなきゃいけない」と言う場合も多いかと思いますその場合はせめて「聞かない」を徹底して頂き「オンライン授業の際はイヤホン必須&発言はチャットで」方針をぜひ先生に提案して下さい。特にチャットのみでの発言は逆に発言が活発になる傾向もあるそうです。


3:2日後と2年後だけを考える

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そうは言っても予期不安で潰れそうになるのが人の心というものです。

私も時々「これからどうなるんだろう」と本当に不安になる時があります。その際は思い切り泣いたり暴食したり爆睡したり、自分がスカッとすることをして下さい。せっかく痩せたのに、節約したのにとか関係ないです。生きてこそです。そして思い切り発散した後は2日後と2年後のことだけ考えましょう。2019年から、2ヶ月後とか3ヶ月後、1年後のこととか考えても全然「思ってたんと違う」状態でしたよね。考えても無駄です。2日後ならある程度の予測はできるし、2年後だったら外れても諦めがつく。考えてもいいことだけを考えましょう。


4:激しい思いを横に置く方法を会得、難しかったら色々な手段に頼る

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不安だから近くの人に依存し、不安だから近くの人に強く当たってしまいがちに貼ります。これもしょうがない。でも怒られたり、当たられた方からしたら相当な負担になります。人に依存しない生き方、良い距離感のとり方を学ぶ良い機会だと思い「どうして◯◯できないの!」と言いたくなる気持ちを人にぶつけるのではなく、横に置く方法を覚えましょう(我慢したり無かったことにすることはありません。横に置くだけ)。

憤りを横に置けるようになると、「こんな気持ちが横にあるだけど」っていうのを冷静に共有できるテクニックが見えてきます。今は非常事態ならぬ非常時代。気持ちが乱れるのはお互い様。一段ずつ、進んでいきましょう。

女性の方はPMSが悪化したりする方も多いと思います。そういう場合は素直に漢方やマッサージなど「自分がリラックスできる方法」に頼っていいと思います。私は「命の母」と「マッサージガン」に救ってもらっています。

マッサージガンはこのnoteが本当に参考になります。



5:お互いの話を聞き、褒め合う他人を作る

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このコロナ禍だからこそ「他人との関係性の構築」が重要です。私は親はぶっちゃけ「休息ができて美味しいご飯を食べさせてくれる存在だけでいい」と思う派です。だって感染症の世界ではいつ誰が急に死ぬかわからない状態なのです。親だけが子供を守れる!って思ってたらその責任を考えるだけでもう息が詰まりそうになりませんか?私はなります。家庭で、って何もかも準備しなきゃ!って思ってたら絶対家庭が、親がパンクします。ただ、デルタ株の感染の強さとワクチン接種の順番を考えると「30−40代の親御さんとそのお子さんが一番ワクチン接種すべきなのに順番がまわってこない」のが現状かと思われます。よって、各自のご家庭の判断で家庭に留まるというのも十分考えられる判断だと思われます。

自ら籠る際には何を準備したらいいのか、ロックダウン下500日以上の私が偉そうに語ったのがこちらです。冷凍庫はマジで買ってください。冷凍庫がある安心感は半端ないです。食べ過ぎも防げるし。


ちなみにガチのロックダウンは気をつけないとメンタル崩壊の危機が定期的に来るので本当に気をつけてください。


家族で家に籠る位、気をつけてほしいのが「予期不安に潰されない」。家に閉じこもる可能性が高まるからこそ「自分が設定できる目標設定」と「自分以外の第3の場」が重要になってきます。そして不安に潰されそうになった時の対処方法をいくつか用意しておくことです。

生きてるだけで偉い!って褒めあう場所、自分でできる目標設定の達成度を褒め合う場所。子供の学習に関してはオンライン家庭教師のような親や友達以外に相談できる場所をぜひ設定しましょう。人と気軽に会えないからこそ会えてる身内と適度な距離感を保つ。これってすごく大事です。


そしてこの感染症対策の籠城は「いつ終わるかわからない」が本当にしんどいです。私も去年とかは2021年の五輪が終わった頃には日本に行けるかなって考えていた時期がありました。その時の自分を一喝したいですし、同時に去年の4月の時点で冷凍庫を買った自分を心から褒め称えたいです。


考えてもしょうがないことは考えない。でも考えてしまう自分を責めないで。考えてしまう場合は人最優先でなくモノや文明や新しいテクノロジーなど「多方面」に頼りましょう。「私は◯◯がいいからここがダメならあそこへ」って一部分だけ頼っているとあなた自身が崩壊する可能性があります。

1つの方法を信頼しすぎない。達成出来る目標を設定し、達成の経緯を楽しむ。そしてお互い「生きてるだけで偉い!」と褒め合い、耐えてる以外の活動と小さな成果を得る環境を作る。耐え忍ぶだけが思い出にならないように。


この時代、生きてるだけで偉いです。褒め合いましょう。あんたは偉い!