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ゴミ袋のリデザイン?! in 台北

今回は、台湾の北部に位置する都市・新北市(しんほくし)のゴミ袋(指定収集袋)がリデザインされた事例について、ご紹介したいと思います。

台湾のごみ出しルール

台湾では日本と同じく、自治体によって指定されたゴミ袋がある場合と、そうでない場合があり、今回紹介する新北市では指定されたゴミ袋をコンビニなどで購入して、ゴミを出す必要があります。

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ただ、唯一日本との違いは、一般的に日本では指定された収集場所に持ち込めば、あとは清掃業者がゴミを集めに来てくれますが、台湾ではそのような地域の収集場所がなく、決められた時間(大抵は夜6時以降)に、地域の指定の場所にゴミ清掃車がやってきて、自分でゴミを清掃車に投げ込むというシステムになっています。

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(https://www.cool3c.com/article/138217)

おそらく、年中かけて気温が日本より高いため、長時間にわたってゴミを放置することで環境衛生によくないということで、指定の収集場所がないのだと思います。

ちなみに台湾では、「ゴミ出し」のことを、「倒垃圾(ゴミを投げ入れる)」と言います。くわしくは、こちらから:

ごみ出しの時間を、もっと楽しく

ということで台湾では、このほんの5分から10分ほどのごみ出しの時間が、地域の人と会う貴重な時間になったりと、近所とのコミュニケーションの場になったりもします。

ただ都会などでは日本と同じく、近所との関係は結構冷たいもので、隣に誰が住んでいるのかもわからないことが多いし、ゴミ捨ての時間に遭遇しても挨拶をするかしないかくらいなので、意外と同じものです。

その時間をゴミ袋を通して、少しでも話題のネタになったら、ということで考案されたのがこのゴミ袋です。

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デザインは全部で5種

テーマは、「垃圾話(ゴミ話=どうでもいいような話)」で5種類準備され、ネガティブだけどちょっとしたユーモアに溢れてます:

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左から順にちょっと訳してみました:

・各位垃圾 車要來了 ゴミのみなさん、(ゴミ)車が来ましたよ。
・好想當垃圾 ゴミになりたい。
・歲月跟垃圾車都不等人 歳月もゴミ車も、人を待たず。
・天天都是垃圾日 毎日がゴミのような日々だ。
・前任我丟了 元彼(元カノ)捨てた。

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なかなか暗い気分が露わになっていますが、今日あった嫌なことも、ゴミと一緒に捨てちゃおうという意味が込められているようです。それにしても、イラストのキャラクターの表情が絶妙ですね笑

日常的な風景をモチーフに

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デザインを担当したチームは、台湾ならではのゴミ捨て文化をデザインを通して、面白い要素を取り入れながら形に出来たらなと、話しています。今後は「ナンパシリーズ」「動物愛護シリーズ」など、新作も続々リリースされるようです。

では、また!

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デザイナー。国立台湾科技大学商業デザイン学科を卒業後、東京のデザイン会社に就職。 台湾やアジアのデザインについて語ります。
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