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DAY 8 子どもと一緒にNZ 2024

(2024年の一年間、高校生の娘と小学生の息子、そして母である私の3人で「ニュージーランド暮らし」を決行します。このチャレンジの準備から現地での暮らし、帰国までの事実、そして気持ちをココに記録しておこうと思います。)


B&Bから追い出される

というとちょっと聞こえが悪いですね。
実はチャイニーズのゲストが大人数で来る予定なのだけど、急遽人数が増えたらしいのです。

私たちが泊まっている部屋も使わないとベッドが足りない事態に。
わざわざ近くの別の滞在先を用意してくれて、一泊だけそちらに泊まることになりました。

もちろんこの場所を離れるのは寂しいけれど(それだけ大好きになった)、一泊だけならなんだか気分転換になるし、ちょっと楽しみ。

早速リュックにパジャマなど荷物を詰め込み、

「行ってきまーす!また明日!」と出てきました。

精神状態を良好に保つのが大変だったお買い物


さて、今日はお買い物の日。
家具など売っているお店が大SALE中だという噂を聞いたのです。

ニュージーランドで一番大きいショッピングモールらしい

THE BASE


数日前、飛行機から降り立ったその日、眠気と戦い命をかけてようやくたどり着いた場所でした。

確かに広い!

初日にここを来たときは、地下の駐車場に停めて、店内に入ってフードコートを見つけるのがやっとでした。

実はその「店内」と思っていた建物はこのショッピングモールの中のほんの一部でした。

ひろーい駐車場には、信号もあるし、ラウンドアバウトもある。
ど真ん中にはちょっとした公園も。

どうしてこの公園の存在に気づいたかというと、息子が突然「トイレ!」と言い出したからです。

スーパーなどお店に着くと、必ずトイレに行きたくなる息子
この数日の間にさまざまなスーパー、お店に行きましたが、それぞれで

トイレどこですか?
トイレって借りられるんですか?
この子が借りられるトイレありますか?
トイレに行きたい場合どうしたらいいですか?

そわそわする子どもと手をつないでキョロキョロしながら小走りする母

あるときは、そのまま入り口付近にあったり、
あるときは、係の人が鍵を持ってきてくれて、スタッフ専用トイレを貸してくれたり、
あるときは、店外の別の場所まで走らされたり。

海外で子どもがトイレに行きたいと言い出したとき

という状況の母親の行動パターン、会話パターンを全て網羅できたんじゃないかと自負しております。

まぁ、ひとつ分かったことは、ニュージーランドの街中では大抵どこでもトイレにありつけるという素敵な事実です。(無料です)

そして今回は、ひろーい敷地内。
公園の隣にあるから、と説明され、建物から出て駐車場を走る母子。

無事に見つけて用事が済むと、

「公園のトイレって怖いよね。でもココはどうして怖くないんだろう。」という息子。

見渡してみました。

お店に囲まれ、
車に囲まれ、
ウキウキとご機嫌なお買い物客たちに囲まれ、
ベンチではアイスクリームを食べている親子だらけ。

こういう「公園のトイレ」もあるんだね。
というか、悪いイメージを持っているのは私たちだけだろうか。


今回訪れたお店は、BRISCOESというお店。


B&Bオーナーから聞いたのですが、今日はSALEの最終日らしいのです。
到着すると、全てが半額以上という驚愕の事実。

あらゆるものを揃えなくてはいけない。

こんな美味しいお客さん、かなりマレだろうに、と自分が特別みたいで気分がいい。
どれだけのお金が飛んでいくのかは、考えないようにしよう。


キッチン用品、家電用品、ベッド、タオル類など、どれもこれも必要なものばかり。

だけど、、、

ココまでの良い品質である必要はないかも。
もっと安く買えるかも。
今度行くスワップミーティング(無料で交換)に行けば手に入るかも。
Facebookグループの方が安いものが安く買えるだろうな。
どうせ一年だけなのだから、売りやすいものがいいか。

などなど、考えてしまい躊躇するも、目の前には

60%OFF!until TODAY!の文字。

苦しかったなあ。

買い物嫌いな息子が「早く帰りたい!」と騒ぐのをなだめながら、目の前のエサを買うべきか買わざるべきか考える。

入り口にドカーンと置いてあったシングルベッド。
ふかふかで気持ちよさそう。

早速決断を迫られ、それが高いのか安いのかさえ分からないので、どんどん焦る。
B&Bオーナーに電話までして確認。

どうやら高い!らしい。
うーん。これはパス。

結局、高くて(たぶん)良いものが半額以下で買えるもの、と決めて、お鍋と包丁だけ買いました。

本当は食器から机から電子レンジも洗濯機など大物も買おうかと思ったけど、心理的に追い詰められ過ぎて決断できませんでした。

スワップミーティングなど全て終わった時にこのSALEがあれば良かったのに。
(後で、実はこのお店はしょっちゅうこういうSALEをやっている事実を知るのでした)

とにかくそろえるものが多いから頑張らないと。

こうしてわたしのお買い物戦争が始まりました。

まずはどこに何があるかを知り、
そのうち、どこで何を買うかを決め、
その中でもどこが一番安いのかを調査して、
1年後に処分または譲るまたは売りやすいものを選んで、
買う。

まだ学校が始まるまでは子どもたちも一緒に行動しなければいけないので、食事に出かける時がチャンス。こそこそお店をのぞいてはチェックしなければ。

さて、何度も来て慣れてきた、フードコート。
息子がマック(マクドナルド)ばかり食べたがるので、たまには違うのを・・・と見つけたのは、カレーライス。

息子はCoCo壱のカレーが大好き。
果たしてココに息子が食べられるカレーがあるだろうか??

「一番甘いカレーありますか?」と聞いたら、
「これが甘いから」と味見をさせてもらえることに。

甘すぎる・・・だけど、もう何か他を選ぶ気力も体力もないのでこれにした。

まだまだ自分たちのキッチンにありつける日は遠い。
今日もまたお惣菜などで我慢だ。

巨大プール

今日は別のところに泊まるということで、聞いていた住所をGoogleマップに入れてみる。
すると、泊まっていたB&Bの本当にすぐそば!車で3分。
あそこのそばなら、またアニマルたちがいるに違いない。

当たり。
こちらの家の前にも、鶏や羊などが広大な敷地内のお庭で優雅に歩いている風景が広がっていました。
野うさぎも見かけました。(嫌われているらしいけど)

毎日ゲストを迎えるB&Bではなくて、海外からの留学生を長期的に、継続的に受け入れているおうちでした。

そして大きな敷地内にまた大きな家があり、その目の前には大きなプールが。
孫たちがこれから入るから、と息子を誘ってくれました。
うっすらそんな話を聞いていたので、水着を持ってきていましたよ。

これ、家庭用?業務業?なんて聞けませんでしたが、とにかく一家族が利用するにはかなり深くて巨大なプール。

日本では駐車場に膨らませたプールを置いたりしていましたが、水の管理が大変でした。専用の薬があるらしいですね。
ココでは巨大なプールなのに、とっても水が綺麗。

どうやらソルト入りの循環式らしいです。

今日もとっても良いお天気で日差しはきつかったけど、どう見ても(触っても)冷たい水。それでもウキウキの息子。

お孫さんたちが続々と入ってきてみんなでキャーキャー遊び始めました。
そしてそのママたちが現れて、水着姿だ・・・と気づくのと同時くらいに、

バッシャーン!!と飛び込みました。
大人も一緒に遊び始めました。

それは巨大なプール、必要ですよね、、、

キルターとの出会い

こちらでなんと運命的な出会いがあったのです。
トイレやシャワー、その他のお部屋を見せてもらっていたら、何やらわたしのセンサーが働きました。

見つけたのです。大量の生地と大きなミシン!
ここのB&Bオーナーの奥さんはキルターでした!

わたしが17年間キルトショップを経営していたこと。
今でも生地をオンラインで販売していること。
25年前にキルトを学びにアメリカへ留学したこと。

などなど話すと大興奮。子どもたちそっちのけで話し込んでしまいました。
彼女の名前は、娘の高校の先生と同じ名前。Gill。
これから何度も会うことになりそうです。

ニュージーランドではキルトはマイナーであると認識していたので、こんな出会いがあるなんて本当にびっくりです。

今回の一年間(の旅)では子供達を最優先にしようと思ってきたので、まさかココでキルトについて語るなんて、自分が23歳のあの頃に戻ったようで時間の感覚がなくなり何だか変な気分になりました。

ちょっとしたトラブルで一泊だけ来ることになったこの場所。
息子はプールで遊べるし、私はキルターに出会えるし、良い1日となりました。

実はその頃、娘は苦しんでいました。
娘が寝たベッドが沈んだまま上がってこない、形がついたらそのまま戻らない、なんと説明したら良いかわからないけれど、とにかく寝心地の悪いベッドで、寝られなかったと。

まぁ、そんな日もあるよね。

・・・としか言いようがない。
新しい家に買う(借りる?もらう?)ベッドはこういうものを選ばないように気をつけよう。

そういえば、フードコートで買ってきた甘いカレー、息子はペロッとなめただけ。結局私が食べました。これからの食生活、ドキドキワクワク、不安がいっぱい。

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