夜の気持ち

夜に目覚める
昼寝が長引いて、起きた時には社会が止まっている。
自分の心の輪郭だけが浮き上がり、いつも抑圧しているはずの社会が休みに入る。
心にヒビが入っていることにいつもは気づけない。
日中とは違う自分の心の表情を見ていると不思議な気持ちになる。
日中にはできないことを夜にはできる。
夜にできることは日中にはできない。
全部自分で、全部他人のようだ。
自分に優しくなれる人は自分に、他人に優しくなれる。
優しくなれるひとは自分の境界線以外に興味がない人なのかもしれない。

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