見出し画像

大磯ロングビーチ

ライオンズゲートが全開の8月8日、妹と姪っ子と娘、大好きな女子4人で、ママのお墓参りに行った後、大磯ロングビーチへ。

2022年10月、ママは姪っ子の手をにぎって天に召されたのだけど、ママの一番の望みは、妹と私が仲良く、それぞれの家庭をしっかり守って、幸せに暮らすことだったと思う。この願いは、ママの手を握ってくれた姪っ子Hちゃんの中にしっかりと受け継がれ、成長するにつれ、従姉妹同士の絆が深まり、彼女たちのお陰で、ママが元気だったころより、ずーっと妹と仲良くできているような気がする。錯覚だったら、ゴメンね、Rちゃん。

そんな、Rちゃんと私は7歳違いで、2人を満足させて遊ばせるのにもってこいだったのが大磯ロングビーチ、ママが大好きだったホテルのプール。

ママは、孫たちを連れて、女子5人で行きたいな、って夏になると言っていた。でも、2022年のママとの最後の夏は、そういう雰囲気にはならなかった。

翌2023年、私が本帰国したものの、抗がん剤治療中ということもあり、大磯は遠かった。でも単身帰国した2023年4月から毎月ママのお墓参りに来ていたら、いつのまにか、妹も付き合ってくれるようになって、さらにここ数か月は、姪っ子と娘も交えて、女子4人で毎月お墓参りに行くようになった。

実はママのお墓から大磯はすごく近くって、8月8日に4人で初めて大磯ロングビーチに行った。子供の頃、すごくお洒落なイメージだった、大磯ロングビーチは随分と老朽化したような印象で、ロッカーや更衣室もホテルというより市民プールみたい。

でも、子供の頃、大好きだった飛び込み台は変わらずそこにあり、チューブ型のスライダーが新設(子供の頃はなかったと記憶しているものの、だいぶ年季が入っていた)されていた。

子供の頃はなかったスライダー

パラソルのレンタルが細かく階級化していて、時代の変化を感じた。昔は、パラソルを借りるか、自前のピクニックシートを使うかの二択だったのが、今は、4段階ぐらいにパラソルの種類が分かれていた。ドライヤーは100円とはいえ有料。


大磯ロングビーチHPより

パラソル⛱️情報https://www.princehotels.co.jp/pool/oiso/parasol/

でも、プール監視員さんの水着と風貌は、基本的に昔と変わらず、大体の人が真っ黒に日焼けして、すごくマッチョでファンキー。おしりにOISOと書かれているビキニを誇らしげに履いている。

何度も何度も、階段を登っては、ドキドキしながら、飛び込み台から飛び込んだ遠い夏の日。今の私よりずっと若かったママは、頭から飛び込んだ。昔のことなのに、何故か、昨日のことのように鮮明に記憶しているママの水着姿。時の経過と記憶の不思議。

そんなママと子供だった自分のことを思い出しながら、童心に帰って、3メートルの飛び込み台、足から飛び込んだ。思ったより、ググーっとプールに深く沈んだ。こんなに深くまで潜ったっけっと思いながら、少し恥ずかしくなって、急いで、プールサイドに上がる。当然ながら、娘も私の後に続いた。一つ上の、5メートルも行きたかったけど、その楽しみは来年にとっておこうと思う。

大好きな大磯ロングビーチの飛び込み台


妹Rちゃんと姪っ子Hちゃん、来年は4人で飛び込もうね。ママもお盆の時期なら、私たちと合流しやすいはずだから。

仲良しな娘と姪っ子


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?