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【性格曼陀羅】(3)配置の法則 1/3(社会性の法則)


配置の法則性

特性の配置には法則性があります。

1.社会性の法則
2.不規則性の法則
3.相対性の法則

“社会性の法則”は特性にのみ適用されます。
“不規則性の法則”と“相対性の法則”は様式と特性に適用されます。

 この理論は性格を分類して、それらを直感的に理解することを目的にしています。これらの法則には明確な科学的根拠があるわけではありませんが、性格の様式や特性の関係性をおおまかに理解する上では有効です。
 ただ、内容に関して詳しい方からご意見を頂けたら訂正するつもりです。


1.社会性の法則

 “社会性の法則”は、特性の配置が社会性の程度によって決まるというものです。

図全体で見たときに、中心に最も近いのが社会的な特性で、最も遠いのが非社会的な特性になります。

 ”社会的”という言葉は多様な意味を含んでいるので定義が難しいですが、ここでは「集団の維持により関与する」といった意味で使うことにします。しかし、このように定義しても、どの特性が社会的であるかは一概に判断できません。非社会的とされている特性も状況によっては集団の維持に関係してくるからです。
 なので、この理論では、非社会的な特性が社会的になる場合は、各様式の内か外かに関わらず、非社会的な特性と社会的な特性との相互作用の結果だと考えることにします。したがって、非社会的な特性はあくまで社会的な特性によって社会的になるということになります。
 非社会的な特性は、社会的な特性との相互作用がなければ社会的になりえませんが、社会的な特性は、非社会的な特性の影響がなければ充分にその役割を果たすことができません。なので、“非社会的”であるという言い方をしているとはいえ、非社会的な特性は潜在的には多様な社会的性質を持っているということになります。したがって、この理論においては、どの特性も社会にとって必要不可欠な要素であり、それらの特性がうまく組み合わさることがなにより大切であるといえます。
 具体的に特性がどのように相互作用するかについては別の記事で詳しく書きます。

次の記事では、”不規則性の法則”について書きます。

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