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【第一回】レタッチ講座 基本編

こんにちは。青夏です。
レタッチの勉強で感じたことを綴ります。
偉そうに”講座”と書きましたが、あくまでもメモなので身構えずに「そういうことなんだ~」程度で見ていってください。
少しでも参考になったら幸いです。
※プロフィールにも書いてありますが、写真の転載はお断りいたします。

この講座は何回かに分けて連載していこうと思います。
まずは基本的なことから書いていきます。
まずレタッチで基本となる用語、ツールを紹介します。

レタッチとは?

まず「レタッチとは何なのか」をお話しします。レタッチとは写真の編集を言います。色調補正とも言います。
なぜレタッチをするのか。
世の中写真を撮る方いらっしゃいます。ですが思い出程度に嗜む方は撮っておしまいになってはいませんか?
もったいないです。なぜなら「レタッチすることで写真の完成度はグーンと上がるのです。」※この一文は今後何度も出てきます、今は頭の片隅にでも置いといてください。
例えばこの写真、レタッチ前とレタッチ後をご覧ください。

江ノ島 (1)

まずはレタッチ前(オリジナル写真)です。お分かりだと思いますが全体的に暗いですよね。
決して天気が悪かったから暗く映っているわけではありません。
天気がたとえよくてもこんなに暗く映ってしまっては「きれいな景色を見たよ~、めっちゃ感動した」と言いながら友人に見せても共有できる感動は半減してしまいます。
ですがそれを解決してくれるのがレタッチ(色調補正)です。

江の島

次にレタッチ後の写真です。こちらのほうが全体的に明るいですよね。
天気がめちゃくちゃいいというのもよくわかると思います。この写真であれば「きれいな景色だったよ~、めっちゃ景色感動した」と言いながらみせればたとえ同じセリフだったとしても共有できる感動はその時以上になるでしょう。

これがレタッチです。
同じ写真でも手を加えるのと加えないとでは大きな差が生まれます。
これを見てしまったあなたはレタッチの虜になってしまうのではないでしょうか。

いいですか?大切なことなのでもう一度言います。今度は皆さんもご一緒に復唱してください。まずは深く深呼吸して、つぎにおなかから声を出す準備をしてください。準備はできましたね?「レタッチをすることで写真の完成度がグーンと上がるのです。」

この後書いてある内容なんて流し見でいいです。なんならここで退出してしまってもいいでしょう。ですがこの一文だけは確実に頭の中に焼き付けて、帰りましょう。いいですね?ではもう一度復唱しましょう。
せーの
「レタッチをすることで写真の完成度がグーンと上がるのです。」

レタッチについてどういうものなのかが分かったところで次にレタッチで何ができるかについて簡単にお話していきます。

明るさ

明るさ(露光量)です。
※露出度とは違うので注意してください。
一言でいうと写真の明るさを調節できます。先ほどの写真でも触れましたが、暗い写真だとあまり感動が伝わらないですよね。
また何が写っているのかもわからなくなるかもしれません。
例えばこの写真

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見てもわかると思いますが右下がものすごく暗いですね。(そのようにレタッチしています)
でも実際は右下に電柱があります。それではみなさん、それを見るにはどうすればいいか、考えてみましょう。もう答えは出てしまっていますが。
そう、明るさを調整してみましょう。

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分かりやすくするために写真の美しさはガン無視で明るさを最大にしています。本来はやらないのでマネしないように。
電柱が見えましたね?見ての通り写真の明るさを調整できるのです。

でも明るさで調節できるのは全体の明るさなので私はもちろん、プロの方もあまり使っていません。この次に続くコントラストも同じです。理由は講座を進めていくとわかります。

明るさはここまでです。

コントラスト

コントラストとは、写真の明るい部分と暗い部分の差。すなわち明暗の差を調節するツールになります。
例えばこの写真

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※分かりやすくするためハイライト最大・シャドウ最小・白レベル最大・黒レベル最小にしています。用語の解説は講座が進んでいくうちに解説していきますので今は対比していると思ってください。
差をあらかじめ大きく設定した写真をオリジナルとしてコントラストを大きくまたは小さくしていくとどうなるか、見ていきましょう。

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コントラストを大きくした場合。
コントラストを大きくする=明暗の差を大きくするということです。
空の青色が濃くなって、白も強くなりましたね。
そう、暗いところは暗く、明るいところは明るくすることができるのです。
コントラストを大きくすることはメリハリのある写真にできるということです。

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逆に小さくしたらどうなるでしょうか。
明暗の差が小さくなりました。写真を見てみるとグレーの色が見えてきませんか?
言い換えるとくすんでいきます。くすんだ写真はあまり気持ちよくはありませんよね。

でもコントラストを大きくしすぎるのもよくないです。
というのも暗くなりすぎたり、明るくなりすぎたりで実際の景色とはかけ離れるのもよくはないです。

ちなみにこのコントラストも写真全体を変化させるものなので、明るさと同じくあまり使いません。
とはいえ使ってはいけないということはないので、そこは勘違いしないように。使わない理由は先ほども言いましたが、講座が進むとわかります。

コントラストはここまで。

補足

先ほど出てきた用語について少しだけ触れておきましょう。
ハイライト:写真の特に明るい部分を補正。
シャドウ:写真の特に暗い部分を補正。
白レベル:写真の一番明るい部分。
黒レベル:写真の一番暗い部分。
詳しくは次回以降にします。

まとめ

・「レタッチをすることで写真の完成度はグーンと上がる。」
これだけは覚えて帰ってください。レタッチするしないでは雲泥の差が出ます。この連載最終回まで読み終えた皆様なら少しはレタッチができるようになりますのでご安心ください。
・写真の明るさは「明るさ(露光量)」で変えられる。
暗い写真はこれで明るくできます。
・コントラストは写真の明暗差を調節するツール。
写真にメリハリをつけたいのであればコントラストをあげる。
以上。

これから数回に分けて連載していきます。
分かりやすいよう例をあげたりなど配慮はしていますが、もし分かりにくいということがありましたらコメントをお願いします。改善するよう努力いたします。
この記事がよかったり、分かりやすかったらいいね、共有をお願いします。
次回またお会いできることを祈って。

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