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世界遺産検定2級の受かり方

先日、世界遺産検定2級に合格しました。

完全に趣味で受けました。1月半くらい勉強したと思います。勉強時間は毎日1〜2時間のイメージです。今回は効率を意識したので、タイパの良い勉強になりました。

世界遺産検定は勉強すれば誰でも受かる試験ですので、その勉強方法を記しておこうと思います。


準備

試験に受かるために必要なもの

・公式ガイドブック

これを買わないと検定が始まりません。なぜなら公式テキストに記載されている内容が試験の範囲だからです。世界遺産の情報は検索すれば死ぬほど出てきますが、その中から試験に必要な情報を取捨選択するのはほぼ無理なので、まずはこのテキストを買いましょう。内容は普通に読み物として面白いです。
世界遺産も毎年増えたり減ったりするのでできれば最新版を買ってください。


・過去問

これを解きまくって経験値を貯めます。最新のものを1冊だけだと演習量が足りないのでその前年の過去問も1冊買っておきましょう。


以上を用意すればあなたはもう合格したようなものです。


試験1ヶ月〜1ヶ月半前

過去問の勉強

世界遺産検定2級に向けての勉強が始まったわけですが、「とりあえず公式テキストを一周読んでみようかな」はあまりオススメしません。数千もの初見の単語たちは読んだところで脳みそにほぼ引っかかりません。学生時代、ノートを取らなくても授業についていけた人でもない限り、やめておきましょう。

いきなり過去問を解くのがオススメです。脳は必要だと感じた情報を記憶します。いきなり過去問を解き、間違えた問題の世界遺産を公式テキストで調べましょう。

幸いなことに世界遺産検定の問題は横のつながりをあまり知らなくても解けますので、基本的にどの世界遺産から勉強しても大丈夫です。

最初はほとんどが知らない世界遺産ばかりなのでひたすら過去問と公式テキストを反復横跳びすることになります。

毎日1回分の過去問をこなすのが理想ですが、この段階では答え合わせで結構時間がかかりますので2日で1回分くらいこなせば問題ありません。


Youtubeでの勉強

過去問と並行で動画でのインプットも行いましょう。視覚で覚えることで記憶の定着のしやすさが段違いになりますし、何より世界遺産に興味が持てるので試験勉強がとても楽しくなります。
Youtubeには世界遺産検定用の世界遺産紹介動画がたくさんあるので、暇な時に見まくりましょう。

以下参考になったYoutubeチャンネルを紹介します。

①『旅するように学ぶ世界遺産』

世界遺産検定公式のチャンネル。映像付きで世界遺産を紹介してくれるので暗記の際のフックになる。
再生リスト「旅するように学ぶ世界遺産」を全部見ると良いです。

②Qカクチャンネル

資格系Youtuberによる解説動画。ここで紹介されているのは3級の内容ですが、まずどんな世界遺産か知るという意味で参考になります。

③ゆっくり世界遺産

日本の世界遺産に対象を絞ったゆっくり解説動画。
日本の世界遺産は世界の世界遺産と比べて数が少ないくせに点数の配当が高いため、稼ぎどころです。重点的に勉強しましょう。


試験1ヶ月〜二週間前

過去問と動画でのインプットができたあなたは、ある程度世界遺産の知識がついたはずです。ここからはさらにペースを上げて、1日1年分の過去問を解きましょう。動画でのインプットも並行して続けてください。

また、以下の範囲は重点的に出題されやすい内容です。得点源になるので必ず勉強しておきましょう。

・世界遺産条約設立までの歴史
一度自分で年表を作ってみると頭に入りやすいです。

・世界遺産に関わる組織
IUCNやICOMOSなど。正式名称、所在地、設立年、何をやっている組織なのかはよく出るので覚えておきましょう。

・世界遺産の登録基準
絶対出る!!!!!登録基準はナンバーとその要約をペアで10個全部暗記!!!!!数字を出されたらその要約を言えるようになること!!!!

・関連する景観
内容を全部暗記する必要はないですが、3つのカテゴリー名と内容を組み合わせられるようにしておきましょう。

・日本の世界遺産
紀伊山地、京都、奈良は構成資産が多いです。資産の名前と内容を組み合わせて覚えておきましょう。


また、過去問だけだと演習量が少し足りません。そこで動画を活用しましょう。
上で紹介したQカクチャンネルでは過去問を模擬したオリジナル問題を紹介しています。これらの動画は見るだけで経験値を積むことができるので点数の底上げに大変役立ちます。全部見ましょう。



余談

こちらのサイトでは2級の模擬試験を解くことができます。

経験値を積むことはできるのですが、問題が2級の範囲を若干オーバーしており、テキストに書いていないことが問われたりします。書かれていないことは試験に出ないので覚える必要はありません(混乱するのでむしろ覚えない方が良い)。
演習量に不安がある人はやってみても良いと思いますが、難しすぎる問題はスルーしてしまって良いでしょう。


試験二週間前

ひたすら過去問を解く。2週目3週目を解いていきます。間違えた問題はチェックをつけ次はその問題だけを解いていき、サイクルを加速させていきます。

試験の合格点は60点ですが、この時期には新規の過去問を解いても70点くらいとれる実力がついていると思います。合格ラインは超えていますのであとは試験を受けるのみです。

ということで既にあなたは実質合格したようなものです。合格おめでとうございます。


最後に

世界遺産検定は
・難しさがちょうど良い(勉強していて嫌にならない)
・世界遺産自体が面白さの塊
・合格すると財布に入れられる認定証がもらえる
と、趣味の資格としては非常に楽しいものでした。

あと何かあったかな。ないな。


頂いたお金でグミを買います。グミを食べると人に優しくなれます。私を優しい人間にしてくれてありがとうございます。