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「奴隷ラムシル」連載化構想 その20 エンディング大幅変更

 まだやってんのかよ、と言われそうですが、やってます。ところで、エンディングの部分を大きく変更する事にしました。元になった「バビロンの大富豪」のラクダ商人では主人になっている夫人の助けを借りて逃げ戻るというお話になっていて、それを踏襲してオリジナル版ラムシルは構成していました。バビロンでそうなっていた理由は、主人公の心に奴隷の精神が無いならば「借金は真面目に稼いで返せ」という意味が込められていたからです。まともな人間(自由人と言っている)ならそうすべきだよね、というところです。

 ですが、こちらはお金については題材にしておらず、「人間の自由」の方を強調したいのでもう少し激しいエピソードの中で自由人らしい選択を主人公がするという形に変えたいと考えます。そこで、逆説的に「自ら奴隷であり続ける事を選択する」にしようと考えました。

 それには身体的な拘束から解放される事のできるエピソードが必要になります。そこで登場するのが、以前にお話の中からフェードアウトしていた女主人シラの元婚約者です。この男は以前、武力で村を解放しようとして賛同者が少ない為に失敗し出て行ってしまったのですが、別のミラクルな方法を考えて復帰します。その中で主人公ラムシルは奴隷から救い出される事になりますが・・・

 とは言え、あまり説教臭くならないで楽しめるような感じにしたいと考えています。どうなる事やら・・・(とにかく書き終えないと!)

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