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虫刺され雑記

 蚊に刺されやすい幼少期を過ごしました。
 どうしてこんなに刺されるのかというくらい刺されて、夏場は毎日どこかが痒かった気がします。虫刺されの薬も数多ありますが、なぜかドクダミの葉をすりつぶしたものを塗られていたのは自然派な環境ゆえでしょうか。大人になってから刺されなくなったわけではなくて、刺されても免疫寛容のために痒くならなくなったのだと気付きました。

 そう、蚊は刺され続けると刺されても反応しなくなるのです。

 しかし、ブユ(ブヨ・ブトと同義)はそう甘くありません。
 彼らはよくみかけるハエの1/4ほどのサイズで吸血する羽虫です。刺されてから放置していると蚊とは比較にならないほどの強い痛みと痒み、腫れなどが生じます。この反応は吸血時に注入された毒素に対するアレルギー反応も関係していて、1〜2週間程度から長いと1ヶ月以上、慢性化すると治癒まで数年もかかることもある恐ろしいものです。

 ブユに刺されないようにする対策に加えて、刺された後の対策を教えてくれたのは仙人のような祖父でした。それは山で生活したりキャンプをする人たちにとっては常識かもしれませんが、生きた知恵として私に根付いています。

刺されないに越したことはねぇが、もし刺されたら覚えとけ。
とにかく毒を吸い出せ。あとは温めろ。

仙人語録『山の歩き方』より抜粋


 これが大学生の頃ブユに刺されたときに大いに役に立ちました。吸い出すところまでは分かりやすいところですが、痒みや痛みの出始めているところを温めるという発想に至るのは難しい。調べますと、毒素が熱に弱いらしいですね。
 陰圧をかけるようなキットも販売されていますから、刺されるリスクのある場合には持っておくと良いかもしれません。

 なお、吸い出しと温めに加えて炎症が強い場合にはステロイド軟膏を塗布すべき場合もありますから、ご注意を。ひどければ早めに皮膚科の受診検討ですね。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、残暑に生き残る吸血虫から貴方が護られますように。



#夏だからやってみた #虫刺され #とは #不快刺激
#現代日本ではあまり問題になりませんが #蚊を媒介にするヤバい感染症はたくさんあります #人間を最も殺している生物は蚊です
#エッセイ #アウトドアをたのしむ #ためには虫刺され対策は必須
#いつの間にか息子の足がブユに刺されていたから思い出し執筆
#ブユ #ブヨ #ブト #正式名称はブユらしい #関東ではブヨ #関西ではブト #って呼ばれることが多いようですね

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