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やる気スイッチを切る練習

 なんだかやる気の出ない午後。
 頑張れそうにないときは頑張らなければいい。

 どうしてもやらなきゃ、なんてことは世の中そんなにありません。もしも貴方がそれを休んだとき、国が滅んだり地球が崩壊するというならば、予め代役を立てておくべきなのであって、ヒトという存在が突然死を迎えるリスクを負っている以上、何かができなくても大きな問題にはならないでしょう。

 やる気の出ないときは無理に気合いを入れない方がいい。その根拠を心理学の視点から考えた記事を投稿して、一年半が過ぎました。

 今、私の思うことには、やる気が出ないよりも深刻なのは、やる気が続き過ぎている状態です。やる気スイッチ押しっぱなし。全力前進、不眠不休。そんなことを続けていたら、ある日突然倒れることになるでしょう。

 脳内ではノルアドレナリンが走り回り、身体中の交感神経が昂っている状態、それが「やる気」の正体です。もちろんそれだけではありませんが、端的にはアクセル踏みっぱなしな状態ですから、休息がなければいずれ破綻します。それは人間だろうと機械だろうと大きな差異はありません。

 やる気スイッチを押す方法は、色々なことが言われています。比して「スイッチを切る」ことの重要性を説く人は期待ほど多くない。根底には「労働者にはギリギリ限界まで働いてほしい」という支配者層の思惑が見え隠れします。

 スイッチを切ることは極めて重要です。

 どうやって切るか?

 方法は色々あります。

 床に寝そべってヘソと天井で見つめ合うも良し。
 何も持たずに散歩も良し(服は着ましょう)。
 スマホの電源を落とすのも良いでしょう。
 読書に没頭してもいいし、ゲームでもいい。

 寝ることだけが休息ではありません。やらねばならぬことから精神的に解放されている状態こそが、休息の真髄です。
 
したがって、休息と決めた時間にも、自発的にやりたいと思ったことはやってもいい。すべての禁止と強要から精神的に解き放たれたとき、はじめて「休息」が訪れたといえるのだと、私は考えます。

 休息の効果は絶大です。

本人は休んでいると言っていても、
よく話を聴くと、ちゃんと休めていない。

 これは友人の精神科医の言葉ですが、核心をついているように感じます。ちゃんと休むってなんだよ、というツッコミに対する回答は、先に述べたように「やらねばならぬことから精神的に解放されている状態」と考えます。

 休息の上手な人は、生活の中にも休息を巧妙に取り入れています。これができるとできないとでは、精神のタフネスに圧倒的な差が生まれましょう。

 もちろんこれはひとつの見解に過ぎませんが、意識すると見える世界が変わります。頑張り過ぎとか無理しないでねとか、そういう言葉にイラッとくることがあるのなら、スイッチオンのまま休息がとれない状態かもしれません。

 ある日突然ブレーカーが落ちると、復旧に時間がかかります。

 そうなる前に、スイッチオフの習慣を。


 自分のスイッチの状態が分からない方は、サラッとコメントいただけますと幸いです。スイッチの状態を推定し、必要に応じてドクターストップを提示いたします。そのときは私のせいにして休む時間を作ってもいいし、作らなくてもいい。

 自分のスイッチがよく見える方も、オフだぜイェアとコメントいただけますと幸いです。きっとスイッチオンな方が見たら、ああオフでいいんだと安心するような気がします。


 拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうございました。願わくは、貴方のやる気スイッチが、適度に機能して心地良い生活を送れますように。




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#休日の過ごし方 #休息をとる時間帯を設けます
#この経験に学べ #燃え尽き症候群

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