渡邊、マスクやめるってよ。

　いや、仕事中はします。
　院内でフリースタイルだと何が起こるか分かりませんし某感染症以外にも色々とありますから、患者とスタッフと自分を守るために、仕事中は標準装備です。

　されど日常生活。
　実感しておられる方も多いかと思いますが、やばい暑さです。これは死者がでるレベルの酷暑。特に身体がまだ夏に切り替わっていない今、大きな危険と隣り合わせといえましょう。

　「解禁しろー！」なんて声もありますが、そもそも日本国はマスクを強制していません。異質な光景の理由は、世間に蔓延る潔癖主義と同調圧力です。

　サージカルマスクは飛沫感染の予防&自分の飛沫を外に広げないためのものですから、使い方にはコツがあります。パンデミックの始まった頃、マスク人口の増えていく通勤電車内をフリースタイルで傍観していた私としては、その時々の状況で対応を変えるべきと、そう思うのです。そして再び、私は日常生活のマスク時間を大幅に減らしてきています。

　マスク信者も反マスク論者も、どちらもイキ過ぎです。
　なぜ中庸をとらないのか。

　マスクは万能ではありませんし、手指衛生の方が効果的ですし、ガチで感染者が自分の隣で咳やくしゃみなんかしてたら普通のマスクでは太刀打ちできません。かといって、全ての状況でマスクが不要かといえば、いやいやそうとも限りません。マスクひとつ付けておくだけで自分や誰かを守れるケースもある。

　では、どうするか。

　ケースバイケースですから、悩む場合にはご質問下さいませ。

　感染は確率論ですから責任は負いかねますが、可能な限りある程度の医学的根拠を元にお応えいたします。

　拙文に最後までお付き合い頂き誠にありがとうござました。願わくは、意味不明な呪縛が霧散して必要十分な対策のもとに、国と文化が復興していきますように。

#呼吸器内科 #実はちゃんと診療してます
#今日は #仕事について話そう
#潜伏期間が明らかに短くなってきました #それは収束にむけて良いことです #当初の２週間の潜伏期間とか地獄ですよ #そういうときは無症状のスーパースプレッダーを考えないといけませんでした #今はちょっと違う #でもインフルエンザほど弱いものではない #感染力は強いし重症化リスクも結構あります #あと後遺症も問題ですね #重症化リスク因子は色々と言われていますが　 #経験的に特にやばいと感じるのは三つ #BMI30超えの肥満 #コントロール不良の糖尿病 #超高齢者 #他は意外となんとかなる気がしています #あとワクチンはなんだかんだ優秀 #複数のリスク因子のあるワクチン未接種者は比較的若年でも非常に厳しいです #陰謀論は置いといて事実だけを述べています
#多様性を考える