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サンライズ 《詩》

「サンライズ」

グレープジュースの海に
彼女は羽根を沈めた

僕は其処にメロンソーダを流し込む

緑色の舌を出しておどけて見せた


僕のアイスクリームが
溶け始めた頃

君は僕に気が付いた


オレンジジュースのシャワーで
身体を流した

濡れたままの身体で抱きしめ合った


メロンパンに似た
サンライズが笑ってる

君の羽根も乾く頃

もう一度キスしょう 
そう静かに囁いた

Seiji


「サンセット」

私の羽根が乾く頃

あなたのキスで広がる
メープルシロップの様な甘い愛

もっと溺れさせて

オレンジジュースの波間

あなたの瞳に映るサンセット
二人溶け合うまで

まだ覚めないで
甘くとろけるアイスクリーム

Sham


collaboration : Sham
       thank you friends

Photo : Seiji Arita

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