プライドを捨てられるか

治療家である以上、患者の痛みを早期に改善する事に勤しむと思うのですが、一つ気になる事がある。

それは、病院と連携しているかどうがです。

私たち達整体師の所にやってくる患者の多くは「西洋医学に見放された」みたいな気持で病院に愛想をつかしているパターンが多い。

実際にサロンを運営していて、整形外科で治らなかった症状がいとも簡単に治る事が多く、手技療法をまともに研鑽してきて良かったと昔の自分に感謝することもある。

しかし、一番大事なのってその症状が整体で治るものか治せないものかちゃんと判断出来るかどうかだと思う。

痺れや変形、内臓疾患や麻痺など、どこまでが整体の範囲で、何処からがメディカルの範囲なのか整体師として身の程を知ることが一番求められる所だと思う。

そう考えると、今抱えている患者の中でもすぐにでも病院に送った方が良い人だっているかも知れないのです。
私たち整体師は多くの人を救う反面、危険な行為をしている事も忘れてはいけないので、分からない症状や少しでも危険だと思った物は、例え治療が10回目でそれに気付いたとしても、プライドを捨ててすぐさま病院を紹介する事ができるか。

もし、俺が、私が治さなければならない。など変に先生としてのプライドが捨てられないのであれば、それは患者に何の利益も産まないかもしれないことを肝に命じなければならない。

実際に目の前に現れる患者の多くはメディカル領域と整体領域が混在してる方が多いと感じる。
7割は整体で改善できるかも知れないが、3割はメディカル出なければ難しいかも。

など、私たちは治せる範囲の物に対して責務を全うするべきであると私は思う。

その為にも、日々あらゆるジャンルの学問に精通するよう常に頭を鍛え続けなければならないのである。

学問に王道なし。

勝手にお会いしたこともない尊敬する先生の言葉を引用させて頂く。

ではまた。

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