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#ビジネスにちょっとだけ役立つかもしれないこと 『ワクワクすること、それがもっとも生産性向上の秘訣』

「働け!働け!」と、誰かが叫ぶ。
「もっと生産性を上げろ!」と、誰かが叫ぶ。

われわれは、日々働くことが当たり前になっていて、働くことの意味を考えたことがない人もいるかもしれません。
また、働くということに、ただただ疲弊して、働く意味を見失ってしまう人もいるかもしれません。

さて、働くとは、どのような意味を持つのでしょうか?

働くとは、人々によって定義や捉え方が異なると思います。

「なぜ、働くのか?」という問いについての答えは、
「働くことによって、得られるものがあるから」
では、ないでしょうか?

その得られるものが個々人によって異なりますよね。

どんなものが得られるか考えてみます。
・仕事に対する報酬
・社会や他者とのつながり
・自己実現
・自身のスキルアップ
・純粋に仕事が楽しい

等々、があげられます。

得られる事 > 働く事

であれば、上記のような不等式が成り立っていれば、ある程度のやりがいというものが感じられるはずです。

この不等号が逆転すると、やりがいからストレスに変わり、働く事の意味を見失うのではないでしょうか?

そして、この不等式は、常に一定ではありません。
不等号の向きはが逆転したり、=になったり、様々な環境の変化により、変化します。

【働くにはやりがいが必要?】

では、働くにはやりがいが必要でしょうか?
多くの人は、多くの時間を職場で過ごします。(最近はリモートワークが増えましたが...)

そのため、仕事にやりがいを見つけることが大切と言われることも多いです。

実際はどうでしょう?
みなさんは、今の仕事に満足していますでしょうか?

仕事に100%満足している人は少なく、誰でも少なからず不満持っているのではないでしょうか?

不満に感じることの大きな理由が、「やりがいが感じられない」ということがあげられます。
「このやりがいが感じられない」という背景には必ずと言っていいほど人間関係が絡んでいるように思います。

やりがいの感じられない多くの人が、

得られる事 < 働く事

なのです。

【やりがいと仕事に対する不満の関係】
不満に感じる大きな理由の一つが、「やりがいがないこと」。
やりがいが感じられなくなる理由はさまざまで、一つではなく複数のことが重なっていることも珍しくありません。

【生産性について】
ここで、生産性について少し考えます。
全世界的にみれば、人口は増加傾向にあります。一方で、国内に目を向けれ、人口減少による深刻な労働力不足を目の当たりにします。

こうした背景により、生産性向上への関心が高まっています。

さらに、新型コロナウイルスの感染拡大は、企業に大きな影響を与え、働き方や生産性に対しても大きな変化を与えました。

新型コロナウリスの感染拡大前から、各メディアでも生産性をキーワードとしたものを数多く目にするようになっていました。
経済政策や、企業経済界、労働組合などの多くの人たちが、生産性について議論するようになっていました。

では、生産性とはなんでしょうか?
生産性の中にも様々な概念が存在します。
実務的に広く使われているのが、労働生産性です。
一定の期間(例えば1年間)に、労働者1人1時間当たりどれだけの付加価値が生み出されたかと言う数字です。
分子にあたる付加価値は、マクロ的な経済全体の場合にはGDPが利用され、ミクロ的な個々の企業では売上高から原材料・光熱費などの費用を差し引いた数字、ざっくり言えば売上高総利益(粗利)が用いられます。
労働生産性を向上させる方法は、分母の労働投入量を節約するか、分子の付加価値を増やすかの2つです。

労働力が不足している近年においては、貴重な労働力をどれだけ効率的に使うかが課題です。また、環境の変化に応じてイノベーションを起こし、付加価値の高い製品やサービスを生み出し、市場に投入することも労働生産性を高めます。

労働生産性を高めるには、分母に使用する労働量は、労働時間によるマンアワーです。

ビジネス環境は大きく変化しています。モノをつくって売るだけでは、消費者は満足せず、新たな付加価値が求められます。
モノからコトへ、コト付きのモノへと時代は変化し、単に商品やサービスを売るだけではなく、顧客との関係性を築くことにシフトしています。
サブスクリプションモデルたD2Cといったビジネス形態がもてはやされるのもこういった背景のがあるからです。

では、製造環境に目を向けると、自動化、人工知能の活用、IoT、ロボット化等のテクノロジーの進化により、「労働生産性」から「資本生産性」へのシフトも目覚ましい状況です。

生産性自体も、労働生産性だけではなく、全要素生産性(TFP:Total Factor Productivity)という観点から評価する必要があります。
労働生産性だけではなく、複数の生産性の要素を考慮した生産性の概念です。

現在の仕事に対して、やりがいがある状態(得られる事>働く事)であったとしても、テクノロジー等が、その仕事を奪ってしまうかもしれません。

このような時代において、仕事にどうやってやりがいを見つければ良いでしょうか?

無理に見つけようと焦る必要はありません。

ただ、仕事は支え合いのうえで成り立つものということを認識しておくべきです。

自分の仕事が誰かのためになり、その成果が自分にも返ってきます。そのような仕事の仕方をしていれば、現状よりもよりやりがいのる仕事につけるのではないでしょうか?

そんな実感を得られるほうが、仕事へのモチベーションも前向きに変わっていくと思います。


「単調な仕事に飽きてしまった」「仕事がつまらない」というのは、仕事の成果が周りにどう生かされているのかが見えにくく、「このまま続けていいのか」という将来の不安もぬぐい切れない状態だと言えます。
こう考えて仕事をしていると、すぐにテクノロジーに置き換えれれてしまいます。

自分ごととして捉えて、当事者意識を持つといいうことです。

社会が変わっています。

より顧客主導になっていきます。

どんな仕事に携わっていたとしても、顧客のことを考えるべきです。
そして、仕事に対して受動的ではなく、能動的に対応することによって、企業にとって必要な人材になり、顧客に対して、社会に対しても影響を与える存在になるのではないでしょうか?

その結果、やりがい(得られる事>働く事)が得られるのではと思います。

その根底に流れている事は、ワクワクする事です。
ワクワク仕事をしている人には、勝てません。そういう人は能動的に動き、思考を停止せずに常に考えて行動していると思います。

ワクワクする事が生産性に一番直結します。

リーダーは、限りある貴重な人財をワクワク働く環境に導くことが、これからに社会における最重要課題ではないでしょうか?


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